▼ライト級 5分3R
〇ルイス・ペーニャ(米国)155lbs/70.31kg
[判定2-1] ※29-28×2, 28-29
×アレックス・ムニョス(米国)155.5lbs/70.53kg
1R、ともにサウスポー構え。先に飛び込んでいくムニョス。ペーニャは後ろ手を上下に動かしフェイント。しかしそこにダブルレッグテイクダウンはムニョス。ボディロックでコントロールし、立ち上がるペーニャを再びテイクダウン。背後からヒザ。正対するペーニャが離れて前足の右ハイ。ムニョスのワンツーをスウェイする。左カーフキックを連打で当てるムニョス。足を流すペーニャ。
左の跳びヒザはペーニャ。それをキャッチするムニョスは詰めてテイクダウン狙いも切るペーニャに、ワンツーで飛び込むムニョス。スウェイでかわすペーニャ。
2R、左ストレート、左ミドルはペーニャ。さらにワンツー。ムニョスの入りにヒザも突く! しかしムニョスも左カーフを効かせると、右ストレート、さらにダブルレッグテイクダウン! 足を取りに行くペーニャの脇を潜るムニョスに、立ち上がるペーニャは正対!
右アッパーを当てるペーニャ。互いに右ジャブの刺し合い。しかし長いペーニャがヒット。ムニョスは左カーフを返す。左の打ち下ろしのヒジ狙いのペーニャ。ムニョスはなおも左ローを当てると右オーバーハンド! ペーニャもワンツー、しかしムニョスも打ち返す。
#UFCVegas24 Official Result: Luis Pena (@ViolentBobRoss 29-28, 29-28) defeats Alexander Munoz (29-28) by Split Decision
— UFC News (@UFCNews) April 18, 2021
3R、左ストレートで圧力をかけるペーニャにボディ打ちはムニョス。カーフも蹴ると、ペーニャはサイドキック、右アッパーを返す。左カーフのムニョスに跳びヒザ狙いのペーニャ。ジャブから左のペーニャ。ムニョスも中に入りワンツー、左ロー! さらに距離を詰めて右ボディストレート。しかし、ペーニャも打ち下ろしの右! ムニョスはダブルレッグテイクダウンもペーニャもすぐに立つ。
ペーニャの左テンカオを掴んで金網まで詰めるムニョスだが、切るペーニャが反撃。左右の回転を速め、左ヒザまで繋ぐ。このラウンド手数が減ったムニョスもワンツー!
判定は2-1(29-28×2, 28-29)でペーニャが熱戦を制し「自信があった。やりたいことはすべてやれた」と笑顔で語った。AKAのペーニャはフェザー級からライト級に転向し、UFC3勝2敗と勝ち越し。
◆ペーニャ「2Rで手を骨折したんじゃないかと思う」
「最高の気分だ。最初のラウンドは10カ月の休養から来る不安を解消するために使ったけど、試合が進むにつれて自分のリズムやグルーブを感じられるようになった。慣れるまでにもう少し時間があれば、毎回、バイオレント・ボブ・ロス(ペーニャの愛称)をお見せできるはずだ。準備はできている。走り出す準備は整っている。
アレックスはタフな相手だ。何事にも一生懸命だし、彼のレスリングは本当にすごい。非常に強い相手で、彼を引き離すのは大変だったけど、たぶん自分が成長できているからだと思う。まだ若いし、強度を上げるトレーニングをして強くなればもっと成長できるし、あんな攻撃は通じなくなるだろうね。
正直に言うと、2Rで手を骨折したんじゃないかと思う。それでも、全力で打っていった。すべてを尽くしてやりきったと思っている。自分がここに来た目的を成し遂げられたはず。相手に対してできる限りのことはできたと思う。バイオレント・ボブ・ロス(VBR)に戦う喜びを感じさせれば、最も危険なVBRになる2R目に手を骨折していなければ、フィニッシュできてたと思う。3Rにもクロスを打って、“もう2度とできないかも”と思った。調整しないといけなかったけど、それでも相手には来るぞと思わせたかったし、フェイントをかけて上からヒジを打っていった。実際には手を骨折したあとのエルボーで相手の後頭部をカットしたんじゃないかと思う。
ケージの中では全体的に落ち着いていけたはず。笑顔にもなれたしね。良い時間を過ごせた。休んで復調したら、もっと上達したい。自分が本当にやりたいのは向上心を持ち続け、成長し続け、楽しい試合をし続けること。この勢いを維持してトップ15、トップ10と駆け上り、最終的にはタイトル獲得を目指していきたいと思っている」