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【UFC】ウィテカーがガステラムに完勝! クロースは怪我で当日欠場、民族相撲王のエスピーノは無敗のロマノフにテクニカル判定負け、元RIZINバーチャックはTKO負け

2021/04/18 08:04

▼ミドル級 5分3R
〇ジェイコブ・マルクーン(豪州)185.5lbs/84.14kg
[判定3-0] ※30-27×3
×アブドゥル・ラザク・アルハサン(ガーナ)185.5lbs/84.14kg)

 1R、ともにオーソドックス構えから。シングルレッグから引き出してテイクダウンはマルクーン。しかし立ち上がるアルハサンが突き放しワンツー。そこにシングルレッグ、さらにボディロックテイクダウンでコントロールするマルクーン。正対するアルハサンに小外がけテイクダウンはマルクーン。中腰まで立つアルハサンになおもボディロックから崩してテイクダウン。アルハサンは立ち上がり正対する。

 2R、右ローを蹴るアルハサンの打ち終わりにダブルレッグテイクダウンはマルクーン。立ち上がりもボディロックテイクダウンするとマルクーンはアナコンダチョーク狙い。首を抜かれると今度はアームインギロチンへ。ここもアルハサンは首を抜く。次はダースチョークを狙うアルハサンは立ち上がる。サウスポー構えになるアルハサン。左の蹴りもマルクーンのワンツーに下がる。

 3R、サウスポー構えのアルハサンは左を突くが、詰めるマルクーンはまたもシングルレッグを引き出してテイクダウン。2R同様に首狙いもリフトして外すアルハサン。四つ組みからヒザ蹴りを突く。しかし、マルクーンは何度もテイクダウンアタックし、シングルレッグでテイクダウン。立ち上がったアルハサンは最後にバランスを崩したマルクーンに飛び込んでパウンドもかわすマルクーン。ブザー。

 メインで戦うトレーニングパートナーのウィテカーも会場でマルクーンに拍手を送るなか、判定は3-0(30-27×3)でマルクーンがUFC2戦目で初勝利。アルハサンはUFC3連勝から3連敗となった。

◆マルクーン「2週間の隔離があるにもかかわらずオーストラリアからコーチが来てくれた。彼らの献身が正しいことを証明するために必死に頑張っている」

「外からの影響を無視しないといけないと思っていた。自分を信じて自分らしく、何も変えずにやってみたらうまくいったんだ。この1週間、コーチが勝つために一番いい方法と、勝つために最も簡単な方法を実行 する ことを教えてくれた。勝利への最も簡単な方法は最も賢い方法だ。もちろん、自分 はファイターだから 効果があれば頭にパンチを打ち込む。何でもかんでも打ち込んでテイクダウンを取ろうとは思わないけど、やらなきゃいけない場面もある。相手はとても危険だし、アブドゥルはいろんな相手をノックアウトしてきているから、とにかく攻めて最適な方法で勝ちにいく必要があった。ただのレスラーと思われることがあるけど、そんなことはなく何だってできるんだ。

 試合後、満足していたらコーチから『まだ40%しか発揮していない』と言われたから、まだまだ頑張っていきたい。彼は自信ではなく経験値を高めてくれている。自分にはまだそれほど経験がないからね。言いたかったのはそれだけさ。2週間の隔離があるにもかかわらずオーストラリアからコーチが来てくれたんだ。彼らのためにもやらなければ、と思っていた。正直、自分のためというよりは彼らのために闘った。彼らのやっていることすべてが正しいことを証明する必要がある。今のところ、コーチたちは自分からそれほど多くの経済的な利益を得ているではないから、彼らの献身が正しいことを証明するために必死に頑張っている。心の底から本当に感謝している。

 ロバート・ウィテカーと一緒にトレーニングしていて、お互いに気を遣ってもいる。トレーニング中は常に親友というわけじゃない。でも、彼の試合の一部として自分を連れてきてくれているし、そばにいるだけで多くの経験を積んで学ぶことができるから彼にも感謝している。このあと出てくる選手たちに期待している。ここにはファンのために来たんじゃないし、何かのために来たわけでもない。戦って、勝って、自分の評判を確立し、他の選手たちのように俺もここにいるべきだということを証明するために来たんだ。俺もここにいるべきだということを証明するために来たんだ」

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