キックボクシング
レポート

【新日本キック】勝次が豪快なKOで復活。重森はパーフェクトゲーム、ブラボはヒジ打ちからのパンチで初回KO、アリスは悔しい敗北

2021/04/12 00:04

▼第9試合 70kg契約 3分3R
〇リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部/日本ウェルター級王者)
TKO 1R 2分45秒
×YETI達朗(KING GYM/元NJKFスーパーウェルター級王者)


 アルゼンチンからのキックボクシング留学生ブラボは、新日本キックボクシング協会で活躍。来日して4年。2020年9月の試合では津崎善郎と引き分けたが、10月にはTENKAICHIキックボクシングウェルター級1位・幸輝を2Rに左フックで仕留めている。12月に津崎と再戦し、判定3-0で勝利して決着をつけた。


 YETIは2018年に白神武央にリベンジしてWBCムエタイ日本統一スーパーウェルター級王座を奪取、その後も2連続の初回KO勝ちと絶好調でNJKFの2018年間MVPに輝いた。しかし、NJKFの新エースとして2019年1月に元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者T-98(クロスポイント吉祥寺)と対戦して敗れた。その試合後はリングを離れ、2020年11月に試合が決まっていたが流れたため、今回が約2年ぶりの復帰戦となる。


 1R、ブラボはプレッシャーを掛けて、パワフルな蹴りとパンチを打ち込んで主導権を握る。中盤、ヒジでYETIの額をカット。ブラボは「ヒジアピール」をするが、YETIはニヤリと笑う。さらに圧力を強めたブラボ。コーナーに追い込むとパンチを連打! YETIは倒れた際、後頭部をサードロープに打ち付けて、立ち上がれず。ブラボがパワーの違いを見せつけて、豪快なTKO勝利を飾った。


 ブラボはマイクを持つと「応援ありがとうございました。早くKO出来ました。6月6日にも試合が決まってて、その試合も勝ちます!」と宣言。ブラボの快進撃はまだまだ続きそうだ。

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