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レポート

【BOM】第2部:梅野源治がキヨソンセンにリベンジ&初防衛、石井一成が三日月蹴りでKO勝ち、大崎孔稀が熱戦の末に福田海斗を破る

2021/04/11 21:04

▼第10試合 BOM 53.00kg契約 3分5R
〇イッセイ・ウォーワンチャイ(=石井一成/ウォー・ワンチャイ プロモーション)
KO 4R 2分30秒 ※左三日月蹴り
×サンチャイ・TEPPEN GYM(タイ/TEPPEN GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者)


 石井はジュニアキック出身で、アマチュアでは14冠王を達成。タイを主戦場に6連続KO勝利を飾り、2017年2月にはTrue4Uフライ級タイトルを高校生で獲得。2017年6月からは『KNOCK OUT』に参戦し、2018年12月、トーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた。WPMF世界フライ級王座、IBFムエタイ世界フライ級王座、BOMスーパーフライ級王座も保持し、那須川天心に対して“西の神童”と呼ばれている。2月の『NO KICK NO LIFE』では麗也を判定3-0で破った。戦績は32勝(16KO)10敗2分。


 サンチャイは現在、那須川天心らが練習するTEPPEN GYMでトレーナーを務め、ムエタイ戦績は97勝(34KO)25敗3分。ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王座のほかにS-1チャンピオンシップ102ポンド(46.26kg)王座にも就いたことがある。2019年4月の『REBELS』で老沼隆斗に判定2-0、2020年12月の『BOM』では大崎孔稀に判定2-1でそれぞれ惜敗している。


 1R、ロープを背負うサンチャイは蹴り上げを多用。石井は右ローを蹴って様子を見る。ゆったりとしたリズムからいきなり速い右ストレートを放って前へ出るサンチャイ。石井も打ち合いに応じる。石井の右ローにサンチャイが右ストレートを合わせ、石井がバランスを崩す。


 2R、サンチャイの右ストレートに左フックを合わせに行く石井。両者のスピードあるパンチが交錯。ロープを背負ったサンチャイに石井が右ストレートをクリーンヒット。左ボディも。サンチャイも負けじとフックを打ち返し、石井は飛びヒザ蹴りを発射する。


 3R、前に出る石井は右ストレートで顔面とボディを狙うが、サンチャイはヒジを振り、タックルで石井をコカす。前に出てパンチをまとめにいく石井だが、サンチャイの蹴りと組みに連打が続かない。ローとヒジで倒しにかかる石井にサンチャイもヒジで抵抗。さらに組み付いて石井をねじ伏せる。


 4R、石井の右ローに効いている反応をするサンチャイ。石井はフック、アッパーから右ロー、さらにパンチをまとめて左ボディでダウンを奪う。ガムシャラに右ヒジで抵抗するサンチャイをコーナーに詰めた石井がパンチを浴びせる。最後は石井が左三日月蹴りをグサリと突き刺し、鮮やかなKO勝ちを飾った。

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