グラップリング
レポート

【QUINTET】TEAM CARPE DIEMが女子団体グラップリング巴戦を制し、優勝!

2021/03/12 17:03

▼エキシビション Special Iron Man Match 8分
-SAKU Jr.(サクラバファミリア)73.80kg
[勝敗なし]

-鈴木和宏(トライフォース柔術アカデミー)69.65kg

 桜庭和志ゼネラルプロデューサーの長男、SAKU Jr.(22)がエキシビションマッチに参戦。「Special Iron Man Match」に登場し、鈴木和宏(トライフォース柔術アカデミー)と対戦する。

 エキシビションの時間は8分、試合時間内は双方いずれかが一本を取っても、改めて中央から試合を再開するというルールだ。

 SAKU Jr.は、幼い頃から大学まで柔道に打ち込み、今春の大学卒業後、一般企業への就職が決まっている。社会人生活が始まる前に、桜庭Pが「これまで鍛え上げてきた技術や情熱をQUINTETの舞台で披露したらどうだ」と話をしたところ、本人が「やってみたい」と返答。今大会への出場が決定した。今後、プロ格闘家デビューするわけではないという。

 対する“ラバンバ”鈴木は桜庭Pと同郷の秋田出身。柔術日本選手権紫帯フェザー級3位の実績を持つ。QUINTET秋田大会ではTEAM SAKURABAのメンバーとして出場。2月28日の柔術大会「KIT 02」では、寒河江寿泰をゴールデンスコアに下している。

 今回のチャレンジに向けて父・桜庭和志は「社会人になるジュニアよ、柔道に明け暮れた青春の証をここに刻め! SAKUシニア・談」とのコメントを発表している。

 QUINTETの公式YouTubeでは、得意技を「手足が長いタイプなので大外刈です」というSAKU Jr.は、所英男とのスパーリング動画でバックから、父譲りの腕十字の動きを披露。QUINTET参戦を「やったことのないことをやりたいタイプだったので楽しそうだと思った」という。

 肌を合わせた所も「正直、強くてビックリしたのと、気を遣ってくれて投げたりしなかったですけど、ほんとうだったらここで投げられて死んでるなみたいなところがたくさんありますね」と、柔道仕込みの立ち技の圧力も感じたことを語っている。

 人生の目標は「お父さんを超えること」と語るSAKU Jr.。父の目前で、どんな動きを見せるか。

 桜庭和志の「SPEED TK RE-MIX」で入場のSAKU Jr.。

 先に下を取る鈴木。SAKU Jr.が先にヒザ十字に。鈴木は下から足関節狙い。その手首を取り横三角からキムラに移行し先にSAKU Jr.が一本を取る。

 デラヒーバからバック狙いの鈴木。腕十字を取りに行くが、長い足をかけるSAKU Jr.がヒジを抜く。足関節を狙うSAKU Jr.にヒザ十字で切り返す鈴木。潜り足関節を狙うが長い足を差し込むSAKU Jr.。さらに足を取り直し手前に引いて鈴木がヒザ十字を極めた。

 極められた足を引くSAKU Jr.は引き込みに。桜庭ばりの側転パスを狙う鈴木。シングルレッグに入ると、SAKU Jr.は父親譲りの桜庭ロックへ。腕を外した鈴木が腕十字に入るもゴング。互いに一本を取り合い、熱いエキシビションを終えた。

 試合後、桜庭プロデューサーとともにSAKU Jr.の柔道部の同級生たちがマットに上がり、桜庭から記念のメダルを授与。桜庭は、「カッコイイ大人になってください。カッコイイとはいうのはココだから」とハートを指した。

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