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レポート

【QUINTET】TEAM CARPE DIEMが女子団体グラップリング巴戦を制し、優勝!

2021/03/12 17:03
【QUINTET】TEAM CARPE DIEMが女子団体グラップリング巴戦を制し、優勝!

(C)QUINTET/GONG KAKUTOGI

 2021年3月12日 (金)、EX THEATER ROPPONGIにて、女子団体グラップリング巴戦の「QUINTET FIGHT NIGHT 6 in TOKYO」が開催された。大会の模様はUFC FIGHT PASSにて生配信された

割り箸のくじ引きで組み合わせ抽選。

TEAM CARPE DIEM‥‥‥合計 275.75kg

先鋒 SARAMI 52.20kg
次鋒 守脇美友 52.25kg
中堅 石黒遥希 51.20kg
副将 菅里実 50.65kg
大将 内山裕規 69.45kg

 CARPE DIEMはQUINTETにおいてこれまで3連覇を果たすなど「最強柔術軍団」の名にふさわしい戦績を残してきたが、今回は満を持して女子チームの参戦が決定。男子チームと同じく圧倒的な強さを見せつけることができるか。

 チームリーダーの石黒遥希は、QUINTET FN2でシングルマッチで湯浅麗歌子と対戦し、アジア選手権3連覇、2019年のJBJJF全日本選手権も制覇し茶帯となった選手。さらに、2019年アジア選手権を制覇したポジションどりのテクニシャンでツヨカワマシュマロ女子の内山裕規、ガナビー杯 柔術国際オープントーナメントで優勝している守脇美友、2019年のアジア選手権で優勝している菅里実、そして、身体の強さはチーム1でオールラウンダーのMMAファイターSARAMIの

パンクラスイズム横浜所属で柔道出身MMAファイターのSARAMIは、クラブバーバリアン時代から柔術に取り組み、パンクラスイズム横浜でSARAMI柔術クラスを担当、CARPE DIEM三田で練習している姿もアップしており、ノーギでの「身体の強さ」と「オールラウンダー」ぶりに注目だ。

TEAM Fairtex‥‥‥合計 271.70kg

先鋒 坂元和子 48.95kg
次鋒 吉田綾子 47.40kg
中堅 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ 66.55kg
副将 ジュリアンナ・ラウレンティーノ 53.05kg
大将 岸田蘭音 55.75kg

 柔術選手を中心にしたTEAM Fairtexは、2017年IBJJF世界柔術選手権で二冠(青帯女子ジュブナイル1ミディアムヘビー級&オープンクラスヘビー)を達成した実力者カロリーナ・デ・アモリン・クワハラがキャプテンを務める。

 カロリーナを筆頭に、柔道出身でIBJJFアジア選手権2019アダルト紫帯フェザー級優勝の岸田蘭音、DUMAUインターナショナル2020女子アダルト青帯ライトフェザー級優勝のジュリアンナ・ラウレンティーノ、ZST Battle Hazard08 女子GTFトーナメントで準優勝、FINISH03でも最短FINISH賞を受賞している今成和成の弟子・坂元和子、ASIA2019青帯rooster3位の吉田綾子と実績のあるメンバーが集結した。

 キャプテンのカロリーナは「道衣無しでも自分たちの実力を見せつけます! 一人ひとりが全力を出し切って頑張ります! 応援よろしくお願いします」との自信のコメントを残している。

TEAM CARPE DIEM×TEAM Fairtex

〇先鋒 SARAMI 52.20kg
[反則] ※反則のジャンピングガード
×先鋒 坂元和子 48.95kg

 先に引き込む坂元に、トップが強いSARAMIは上からパス狙い。草刈からSARAMIをこかす坂元。しかし足を抜き立ち上がるSARAMI。今成ロールのように足を手繰る坂元はオモプラッタ狙い。かからず動き続けてパスを狙うSARAMI。インバーテッドガードから足関節を狙う坂元にSARAMIは圧力をかけ続け、パスからマウント! さらに肩固めへ! 防ぐ坂元に解いてハーフから再び肩固めを狙うがブレーク。

 奥襟を取りに行くSARAMI。ダブルレッグテイクダウンのSARAMIに潜り足関節は坂元。立ち上がるSARAMIの圧力に思わずジャンピングクローズドガードは坂元も反則。SARAMIが勝ち上がり。

〇先鋒 SARAMI 52.20kg
[腕十字]

×次鋒 吉田綾子 47.40kg

 組み手争いから跳びついてのギロチンチョークはSARAMI! 頭を抜いた吉田。スタンドへ。足払いから崩したのはSARAMI! バックから正対した吉田にハーフからマウント。前腕で顔を押して嫌ったところを手首を取りに行く。腕十字を狙うSARAMI。最後はうつ伏せになって極めた。

×先鋒 SARAMI 52.20kg
[腕十字]

〇中堅 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ 66.55kg

体重差のあるなか4分戦。SARAMIの足を取り上になりハーフからパスを狙うカロリーナ。一気に腕十字へ行くが、ここはSARAMIもヒジを抜く。しかし、下から腕を手繰りオモプラッタ、三角絞め狙い、さらに腕十字でカロリーナが勝利。

△次鋒 守脇美友 52.25kg
△中堅 カロリーナ・デ・アモリン・クワハラ 66.55kg

 体重差のなか4分を選択した守脇。下から足狙い、インバーテッドガードは守脇。パスを狙うカロリーナは一気に腕十字に入るが、外す守脇。シングルレッグから立つカロリーナ。

 引き込むカロリーナ。スイープからデラヒーバ狙いのもカロリーナがアンクルホールドへ、さらにヒザ十字に入るとパスガード、マウントから腕十字狙い。凌ぐ守脇。残り1分。ヒザ十字のカロリーナ、外す守脇になおもカロリーナはアンクルへ! 守脇が分け役として、カロリーナを止めた。

〇中堅 石黒遥希 51.20kg
[腕十字]
×副将 ジュリアンナ・ラウレンティーノ 53.05kg

石黒が一気にパスガード、腕十字15秒勝利!

×中堅 石黒遥希 51.20kg
[リアネイキドチョーク]

〇大将 岸田蘭音 55.75kg

 シッティングガードの石黒に、岸田は上から攻めるが、石黒はデラヒーバからストレートフットロックへ。右足を抜く岸田はパス狙いも腰を切って許さない石黒。インバーテッドガードも、岸田がかみつきパスから首を抱えてパス狙い。しかし下から石黒がフットロック。岸田はハーフのまま肩固め、ブレークへ。

 シッティングガードの石黒。下からヒザ十字、サドルロックからストレートフットロックも岸田もアキレス腱を取りに。ともに外すと下のままの石黒。右で脇差しの岸田にハーフから担ぎパス狙いの岸田。しかしパスさせない石黒はバック狙い。外す岸田が激しいパスガードの攻防から一気にバック! すぐに首下に腕を巻いた岸田がリアネイキドチョークを極めた。4分44秒。

〇副将 菅 里実 50.65kg
[ダースチョーク]

×大将 岸田蘭音 55.75kg

 スタンドの組み手争いは菅。引き込む岸田はハーフに。休ませずパスを狙う菅。ダースチョークに入るとパス。タップを奪った。

※TEAM CARPE DIEMが1人残しで勝利

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