キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】石井一成がヒジで流血のピンチも猛攻で勝利をもぎ取る、宮元啓介は加藤有吾の強打を技術で封じる、若き怪物対決は士門が勝利

2021/02/24 20:02

▼第3試合 71kg契約 3分3R
〇緑川 創(RIKIX/WKBA世界スーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※30-28×3
×高木覚清(岡山ジム)


 2005年デビューのベテラン緑川は、新日本キックボクシング協会で日本ミドル級王座とWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得し、K-1 MAX世界王者アンディ・サワーにも勝利した実績を持つ。ムエタイの世界最高峰ラジャダムナンスタジアムのタイトルにも挑戦。日菜太には惜敗したがT-98には勝っており、国内ミドル級最強の一角として長く君臨している。近年はRISEに参戦し、ベイノアに勝利を収めるも海人と憂也に敗れ、今回再起を懸ける。戦績は50勝(24KO)14敗7分2無効試合。


 高木はINNOVATIONのスーパーウェルター級5位で、戦績は8勝(2KO)4敗1分。2019年9月のRISEで宮城寛克と引き分け、2020年11月の『スーパービッグバン2020』では第3代RISEミドル級王者・森田崇文から判定勝ちの金星を奪っている。


 1R、緑川は右ローを蹴って飛び込んでの左フックをヒット。高木は前足を上げてフェイントしながら前へ出る。緑川は右ローから右ストレート。さらに左ボディからの右フックをヒットさせる。高木も右フックを打つ。緑川はボディから顔面、顔面からボディへとパンチを打ち分ける。高木は右ミドルを蹴るが後手に回っている印象。


 2R序盤も右フックをヒットさせる緑川。右ローと前蹴りを多用する緑川に高木はワンツーを繰り出すが、緑川の右ストレートをもらう。入り込んでのフックをヒットさせる緑川、すぐに打ち返す高木だが緑川はしっかりブロックする。


 3Rも入り込むと同時に打つ緑川の右フックがヒット。前に出る緑川は右ロー、左右ボディ、右ストレート。高木もワンツーを放つが緑川にブロックされる。残り1分で高木の右ストレートがハードヒットしたが、緑川は前へ出て右フックを打って行く。残り30秒で足を止めての打ち合いになり、連続でヒットを奪ったのは緑川。


 判定3-0で緑川が勝利し、連敗をストップした。

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