キックボクシング
レポート

【REBELS】後楽園ホールを揺るがす大激闘、宮越慶二郎が勝次を破りRIZIN参戦アピール

2019/04/21 00:04

▼第4試合 52.5kg契約 3分3R(延長なし)REBELS-MUAYTHAIルール
●松﨑公則(STRUGGLE/元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者、元WPMF日本スーパーフライ級王者)
判定0-3 ※29-30、28-30、28-30
〇蓮沼拓矢(ノーナクシン東京)

 蓮沼は昨年12月、老沼が保持するREBELS王座に挑戦したが敗れ、出直しの一戦となる。対する松崎はなんと34歳でプロデビューして43歳にして今なお第一戦で戦い、これまで4冠王・2階級制覇を達成した中年の星だ。


 1R、サウスポーの松崎は左ローと左ミドルを蹴りつつ、蓮沼が前へ出てくるところにパンチを合わせる。蓮沼は途中からミドル主体に切り替え、逆に松崎が攻めてくる時を狙う。


 2R、蓮沼は右ロー、右ストレート、右ミドルと右の攻撃を単発で当てていくが、松崎は動じず前へ出てローを蹴ってくる。淡々と前へ出る松崎。


 3Rも同様で、蓮沼が右のパンチとミドルを単発で当てていき、松崎が左ストレートを返して前へ出る。蓮沼の右フックで松崎の古傷が開き、大量の血が流れると松崎はストップを恐れて前へ出て攻め続ける。しかし、蓮沼は逆転の一打をもらうことなく試合を終え、判定勝ちした。

▼64kg契約 3分3回戦(延長なし)REBELS-MUAYTHAIルール
△杉本卓也(WSRフェアテックス/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
ドロー 判定1-0 ※29-29、29-28、29-29
△耀織(=よしき/Y's glow)


 杉本はパンチを武器にKNOCK OUTやJ-NETWORKなど様々な団体で活躍し、REBELSには10カ月ぶりの参戦となる。対する耀織は空手で活躍後、キックに転向。蹴り技を得意とする。


 1Rが始まると耀織は2回転蹴り、飛び二段蹴りと蹴りの大技を連発。杉本が狙いすました右ストレートをヒットさせたが、その後は右を狙いすぎて逆に耀織にカウンターをとられる。


 2Rも後ろ廻し蹴りなどの大技を繰り出す耀織。杉本は冷静にかわしてローから得意の右ストレートにつないでいく。しかし、耀織の蹴り足をキャッチしたところで耀織が片足を持たれたままで飛び蹴り。これが見事にヒットし、杉本はグラつく。後半は持ち直した杉本がパンチとヒジで逆襲に転じた。


 3R、たびたび打ち合いが見られるが、耀織はスタミナ切れが露わに。杉本も慎重でやや膠着した展開が続いたが、後半に杉本がパンチで耀織をコーナーへ追い詰める。そのまま杉本ペースで終わるかと思われたが、終盤に耀織が後ろ廻し蹴りをクリーンヒットさせ、一気にパンチでラッシュを仕掛けて盛り返し、判定はドローとなった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント