▼第7試合 60kg級 3分3R(延長あり)REBELSルール
〇鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)
TKO 3R52秒 ※レフェリーストップ
●上田一哉(シーザージム新小岩/SB日本ライト級3位)
REBELSとシュートボクシングの対抗戦が、この一戦より幕を開ける。鈴木は往年の名ボクサー・高橋ナオト氏からパンチの指導を受け、9戦9勝(6KO)無敗のREBELSが誇るホープ。対する上田はまだ18歳で、昨年9月には深田一樹とのSB日本スーパーフェザー級王座決定戦に抜擢されたほど期待されているホープだ。
1R、お互いに強いミドルとローを蹴り合い、鈴木は強烈な右ストレートを叩きこむ。それでも上田はガードを固めて左右ローを蹴り続ける。
2Rは一気にヒートアップ。両者とも強いローを蹴り合い、強打を繰り出して打ち合う。パンチの威力で優る鈴木が上田をコーナーへ追い詰めるが、上田もローを蹴り返して応戦する。
3R、左ミドルを連打する上田に鈴木はパンチで強引に入り込み、右フックでダウンを奪う。続いて右ボディから右ヒザ蹴りを突き刺し、2度目のダウンを奪ったところでレフェリーが試合をストップした。
鈴木はマイクを持つと「上田選手、シュートボクシングの選手なのにレベルスルールで試合をしてくれてありがとうございました。ローとミドルがめちゃ強くて1Rもらっちゃいましたが、会長に喝を入れられて勝つことができました」と試合を振り返った。
▼第6試合 58kg契約 3分3R(延長あり)REBELS-MUAYTHAIルール
●八神剣太(レジェンド横浜/REBELS-MUAYTHAI フェザー級王者)
KO 1R2分26秒 ※左フック
〇栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
八神といえば、独特の動きで相手を翻弄し、得意のパンチで対戦相手を沈めてきた“トリックスター”。栗秋はKING強介戦では敗れたとはいえ、1R早々に左フックで眼下底骨折を負わせている。
1R、栗秋はいきなり飛び込んでの右ストレート、ノーモーションから繰り出す飛びヒザ蹴りを見せ、場内を沸かせる。八神はローを蹴るが、栗秋がジャンプしての右ハイキック。これでよろめいた八神にもう一度右ハイを蹴ってダウンを奪い、最後はパンチ連打からの左フックでマットに沈めた。
KO勝利した時の恒例パフォーマンス、コーナー最上段からのムーンサルトを決め、マイクを持った栗秋は「知っている人は知っていると思いますが、SNSで喧嘩を売ってきた大沢選手、いま対抗戦が盛り上がっているので、よかったらこのレベルスに上がってきてください」と、K-1やKRUSHで活躍する大沢文也に対戦を呼び掛けた。
敗れた八神もマイクを持ち、「体調が良くないのでこういう試合になってしまいました。もちろん栗秋選手が強いんですが、昔の僕なら見えたかもしれません。チャンピオンとしてはこの試合は僕の美学に反するので、フェザー級のベルトを返上します。栗秋選手とどなたか当てて、僕以上に盛り上げてくれるチャンピオンを生んでください」とタイトル返上を申し出た。
▼第5試合 59kg契約 3分3R(延長あり)REBELSルール
〇安本晴翔(橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-25
●般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)
般若は前日計量で1.75kgオーバー。主催者判断で般若は失格、試合中止を双方の陣営に伝えたところ、安本側から試合がしたいとの希望があり、般若は減点2からのスタート、グローブハンディを付けて試合を実施することとなった。
安本はジュニアキックで24本ものベルトを獲得し、16歳でプロデビュー後も連戦連勝。しかし、2月のシュートボクシングルールでの試合で初黒星を喫し、今回が再起戦となる。
1R、サウスポーの般若に安本は速い右ハイ、右ミドル、右ローを蹴る。さらに右の三日月蹴りを突き刺すと般若は失速。安本はヒザ蹴りを連打してボディを徹底的に攻める。
2R、右の蹴りを多用する安本に、般若は飛び込んでのパンチを狙う。蹴りで優勢を保つ安本にも疲れが見え始め、大きな展開はなく終えた。
3R、般若が勝負に出てパンチで前へ出ると、安本は蹴りで迎え撃つも般若のパンチにクリンチする場面が増える。最後まで倒そうと前へ出て攻める般若だが、安本も攻めさせず、安本が判定勝ちを収めた。