キックボクシング
レポート

【REBELS】後楽園ホールを揺るがす大激闘、宮越慶二郎が勝次を破りRIZIN参戦アピール

2019/04/21 00:04

▼52.5kg契約 3分3R(延長あり)REBELS-MUAYTHAIルール
〇老沼隆斗(STRUGGLE/REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
判定2-0 ※29-29、29-28、29-28
●サンチャイ・ TEPPEN GYM(TEPPEN GYM/元ラジャダムナン認定ミニマム級王者)


 2月の『PANCRASE REBELS RING.1』で他団体王者・森貴慎をKOで下し、リング上で『そろそろタイ人とやらしてください!』とアピールしたREBELS軽量級エースの老沼に、TEPPEN GYMから刺客が送り込まれた。

 サンチャイは現在、那須川天心らが練習するTEPPEN GYMでトレーナーを務めているが、ムエタイ戦績は97勝(34KO)25敗3分。ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王座のほかにS-1チャンピオンシップ102ポンド(46.26kg)王座にも就いたことがある。


 1R、右ローを蹴っていく老沼にサンチャイは右ストレート、ヒジ打ちを狙っていく。さらに組み付くと老沼をコカしてマットに叩きつけ、身体を浴びせるなどラフな展開が目立つ。


 2Rは蹴り合いとなり、お互いの蹴りが交錯する。サンチャイは巧みにヒザ蹴りを入れ、組み付くと老沼に身体を浴びせ倒し、マットに叩きつける。終盤、老沼の後ろ廻し蹴りがヒットした。


 3R、老沼は右ローを徹底的に蹴り、明らかなダメージを与えていく。しかし闘争心旺盛なサンチャイはロープに追い詰められるとロープの反動を利用して襲い掛かり、ヒジを繰り出す。乱戦模様となったが老沼のローは確実にダメージを与えており、老沼は後ろ廻し蹴りを繰り出す。サンチャイはその蹴り足をキャッチすると投げるラフファイト。


 荒れた試合を判定で制し、タイ人と初対戦で初勝利をあげた老沼は「自分はREBELSの顔になりたいので皆さんの前で勝てたのが嬉しい。今日、内容は良くなかったかもしれませんが、もっと会長に教わって強くなっていきます。もっと頑張るのでもっと期待してください」とアピールした。

▼第8試合 62kg契約 3分3R(延長あり)REBELSルール
〇スアレック・ルークカムイ(スタージス新宿/REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級王者)
TKO 2R47秒 ※セコンドからのタオル投入
●深田一樹(ファントム道場/SB日本スーパーフェザー級王者)

 今大会から開幕した「REBELS対シュートボクシング対抗戦」で、REBELS-MUAYTHAI王者スアレックvsシュートボクシング王者・深田の王者対決が実現。


 スアレックはパンチ&ローキックを中心としたアグレッシブなファイトスタイルから「超攻撃型ムエタイ」と呼ばれ、K-1を始めとする日本のリングで活躍し、多くの日本人トップファイターから勝利を収めてきた。

 深田は昨年9月にSB日本スーパーフェザー級王座を獲得し、2階級制覇を達成。多彩な攻撃手段と無尽蔵のスタミナを武器とし、那須川天心とも対戦した内藤大樹にも勝利している実力者。


 1Rから両者パンチを強振するスリリングな展開。スアレックがパンチでガンガン前へ出れば、深田も強気に打ち合う。相打ちがたびたび見られた。


 2R、スアレックは強烈なローを2発蹴り、右ミドルを蹴ると深田が蹴り足をキャッチ。パンチを見舞っていくが、すかさずスアレックが右フックで反撃。右ボディフックからの右フックでダウンを奪う。


 続いて右ローと右フックで仕留めにかかるスアレックに深田も応戦したが、右フックからの左フックを喰らって大の字にダウン。立ち上がろうとしたが、セコンドからタオルが投入され、スアレックがTKO勝ち。


 この結果により、対抗戦第1弾はREBELSの2勝2KOとなった。対抗戦第2弾は4月27日(土)に同じ後楽園ホールで開催されるシュートボクシングの大会『SHOOT BOXING 2019 act.2』で行われる。

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