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コラム

【RIZIN】朝倉未来と平本蓮とシバターと「格闘技興行は“何を売るのか”」

2020/12/23 20:12

「ここで負けたら終わり」の朝倉未来が復活劇なるか

 朝倉未来にとっての“後に引けない状況”は、日本王者クラスとの対戦を避けずに戦うことになるか。

 朝倉は言う。「もともと斎藤(裕)選手とやる前に『ドミネーターとやってください』と言う声も多くて、今回選ばれたと思うんですけど、結構強い選手なんですけど、一般的には対戦相手が誰? という感じになっている。国内王者レベルの選手だし、かませ犬とか言われて、にわかファンが増えてくれるのは嬉しいけど、普通に強い選手で(弥益戦を受けた)俺は別に守りに入っていない」

 その先に実現したいのは、前戦で接戦の末に敗れた斎藤裕との再戦だ。

「斎藤選手とリヴェンジマッチをしたい。お願いする立場ですけど、試合をする立場として『俺の方に権限がありますよ』と言ったら炎上して。それは、俺がお客さんを呼べるので俺に権限がありますよ、という意味で、もし斎藤選手と真嶋選手がメインで試合をして会場が埋まるんですか。どうやって運営費やファイトマネーを払うんですかということなんです」

「斎藤選手のファンが『簡単にリヴェンジマッチなんて出来ない』『列に並べ』とかいうけど、“え? 斎藤選手の方が強いと思うならやらせたらいいじゃん”と思うけど。もう一回やって俺に負ける可能性が高いから俺とやらせたくないだけでしょ。接戦だったじゃん、負けたけど。普通はやる(内容)でしょって。海だって堀口選手とやって、もう1回やりますよ、と言っているじゃん。挑戦者側だったから」

 自分と斎藤の試合なら「お客さんを呼べる」。そのためには、弥益戦は“絶対に落とせない試合”となる。

「まさに“ここで負けたら終わり”の朝倉未来が復活劇なるかというところ。ここで守りに入らずに攻めて、圧倒的に倒して復活するのがスターでしょう。まあ、任せて。ここは。俺が大晦日勝って受けてもらえたら嬉しいですね。あとは斎藤選手がやってくれるかどうか。とにかく俺は復讐に燃えてます。3日前くらいに腕立てバービージャンプを400回くらいやったら(右腕の)筋が切れたんですよね。ちょっと数日右手が曲がらなくて。というくらい燃えてますんで。俺はやられたらやり返すんで、ここで見ていてほしいですね、復讐を」

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