▼第6試合 スーパーファイト K-1クルーザー級 3分3R延長1R
×RUI(K-1ジム五反田チームキングス)
KO 2R 2分53秒 ※3ノックダウン
〇ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM/DEEPフューチャーキングトーナメント2017ミドル級優勝)
RUIは193cmの長身を誇るサウスポーで2017年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。2019年の初代Krushクルーザー級王座決定トーナメントでは1回戦で愛鷹亮を3R2分31秒、顔面ヒザ蹴りでKO粉砕。5月の準決勝では植村真弥を判定3-0で破り、決勝へ勝ち上がったが元同門のK-JeeにKOで敗れた。その後、今年1月に中平卓見をKOして再起を果たしている。
ANIMAL☆KOJIはMMAファイターとして2017年のDEEPフューチャーキングトーナメントでミドル級優勝。2020年2月の『ONE Warrior Series』にも出場している。MMAでの戦績は6勝9敗、キック戦績は1戦1勝。
1R、KOJIは右ストレートと左フックで前へ出ていき、RUIは前蹴り、左ミドル、左ストレートからヒザ蹴りのカウンター。飛び込んで左のヒザを顔面とボディへ打ち分けるRUIはカウンターでもヒザをボディへ突き刺していく。それでもKOJIは左右フックで前へ出る。
2R、左ミドルを蹴ったRUIにKOJIが左フックをヒットさせてダウンを奪う。左ミドルを蹴るRUIだがKOJIは止まらない。動きが鈍ってきたKOJIだが、飛び込んでの右ストレートでダウンを追加する。右フック、右アッパーをもらって下がるRUIへ連打するKOJIが右フックをヒットさせ、RUIがダウン。KOJIが番狂わせのKO勝利を飾った。
KOJIはマイクを持つと「今日からK-1ファイターになったANIMAL☆KOJIです。好きなバナナは食べ物です。今日は勝ってホッとしましたが、このままこのペースでチャンピオンになります。クルーザー級で僕とキャラが被っていると言われている選手がいて、エレファントパンチの愛鷹選手。僕と似てるって言われるので、同じ階級に同じキャラクターは1人でいいんだよ。エレファントパンチと野獣どっちが強いか、俺と戦おうよ」と愛鷹に対戦をアピール。来場していた愛鷹が立ち上がり、笑顔で応えた。
▼第5試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R延長1R
×山本真弘(N.F.T.T./Krushライト級GP 2009王者)
判定0-3 ※28-30×2、27-30
〇SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)
山本は2002年9月プロデビューの大ベテランで、スピード&テクニックと絶対的なディフェンスの良さで国内フェザー~ライト級のトップに君臨。これまでIT’S SHOWTIME世界 -61kg級王座、Krushライト級GP 2009王座、第22代全日本フェザー級王座、2007 Kick Return 60kgトーナメント王座、2005 IKUSA-GP U60トーナメント王座とタイトルを総なめにしてきた。しかし、2015年頃から黒星が増え、2017年2月から2018年8月まで4連敗。今回は約2年ぶりの復帰戦となる。戦績は47勝(12KO) 22敗7分。
成合はまだキャリアは浅いながらも3勝(3KO) 3敗で勝ちは全てKO。2019年12月に元Krush王者・島野浩太朗に敗れはしたものの、場内熱狂の打ち合いを展開して名を挙げた。今年3月に友尊に敗れ、連敗からの脱出を懸けてベテランに挑む。
1R、両者慎重な立ち上がり。サウスポーの山本は独特な身体のムーブから左右フック、成合は飛び込んでのフックやストレートを繰り出すが、お互いにヒットを奪えない。成合は意表を突くカカト落としを見せた。
2R、強打を放つ成合に山本はステップでかわして回り込む。成合の右ストレートに左フックを返す山本だが、ラウンド終盤に成合が前へ出て連打を繰り出すと山本はかわしきれず右を顔面にもらう。
3R、成合は連打で詰めていく。山本はステップやスリッピングアウェーでパンチをかわしていくが、よけきれずにもらう場面も。山本はフェイントを使いながら左ストレートを狙うが不発。接近しての成合の細かいパンチをもらうが、山本も左ボディストレートを突き刺す。さらに左ミドル。ボディを攻める山本だが、コーナーへ押し込んで行ったところで体を入れ替えた成合から逆に右ストレートからの左ボディをもらってダウン。成合がボディを攻め込んだところで試合終了。
倒しきれなかった成合は叫んで悔しがった。