MMA
レポート

【DEEP JEWELS】前澤智が青野ひかるに一本勝ちで有終の美飾り引退。さくら、山崎桃子、栗山葵が勝利

2020/10/31 17:10

▼第3試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
〇村上 彩(フリー)
[判定3-0] ※20-18, 19-19×2マスト村上
×須田萌里(SCORPION GYM

 村上は全日本柔術選手権2018茶帯ルースター級優勝&柔術アジア選手権2018茶帯ライトフェザー級優勝の実績を持ち、現在は黒帯(女子最速記録)。元キャバ嬢であることを隠さず、システムエンジニアとして働き、YouTuberでもあり、休日はコスプレイヤーとしてイベントに参加するなど様々な顔を持つ。

 2月のアマチュアDEEP JEWELSで初MMAに挑み、Moochanに勝利したが、7月大会のオープニングファイトでは竹田有里(KRAZY BEE)に判定負け。しかし、その試合内容が評価され、須田との対戦が決まっていたリオン(フリー)の欠場を受けて急遽本戦に抜擢。今回がMMAプロデビュー戦となる。

 須田は今春に高校生になったばかりで、ブラジリアン柔術、グラップリング、MMAのアマチュア試合で経験を積んだ16歳。2月のアマチュアDEEP JEWELSではグラップリングルールで敗れてしまったが、7月大会のオープニングファイトにてDEEP JEWELS SPルール49kg以下契約3分2RでMoochan(T'sキックボクシングジム)と対戦。1R3分ちょうど、鮮やかな腕十字による一本勝ちでプロ昇格を決めた。

 1R、ともにオーソドックス構え。右の蹴りから詰める須田に村上は四つからテイクダウン。ハーフで攻めるが、須田は立ち上がり。すぐに詰める村上は小外がけテイクダウンからストレートフットロックへ。下の須田は外掛けから崩すが、村上もストレートフットロックで対抗し上に。ポジションを奪い、パスガードにいくが、下の須田も足を効かせてクローズドに戻す。


 2R、右の前蹴りで村上に尻餅をつかせた須田に下から村上はストレートフットロック。鉄槌を落として外す須田。下から内ヒールを極めに行くがサドルが組めず、ヒザを曲げる村上が上に。抑え込めず立つ須田は左右の打撃で攻勢に。

 しかし、組んでバックにつくのは村上! スタンドバックでリアネイキドチョークを狙うが、須田は前に落としてゴング。

 判定は3-0(20-18, 19-19×2マスト村上)でポジションを奪った村上が勝利した。

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