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レポート

【DEEP JEWELS】前澤智が青野ひかるに一本勝ちで有終の美飾り引退。さくら、山崎桃子、栗山葵が勝利

2020/10/31 17:10

▼第6試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
×KAI(リバーサルジム 立川 ALPHA)
[1R 4分40秒 リアネイキドチョーク]

〇さくら(フリー)

 さくらは、柔術と柔道をバックボーンとして2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』でプロMMAデビュー。國保小枝に1R3分17秒、腕十字による一本勝ちを収めて白星デビューを飾ると、2020年2月には永尾音波とのJK対決に臨み、永尾の打撃に苦しみながらも寝技で優位に立ち判定勝ち。しかし、7月の3戦目で大島沙緒里(AACC=9月のDEEPでDEEP女子ミクロ級王者に就いた)にプロ初黒星を喫し、今回が再起戦となる。

 対するKAIは空手をベースに2014年からDEEP JEWELSに参戦。桐生祐子(鈴木祐子)、北野きゅう、ジェット・イズミに勝利も、両ヒザの手術で戦線を離脱。

 1年半ぶりの復帰戦となった2019年9月の『DEEP JEWELS 25』では、キック出身のジェット・イズミ(元J-GIRLSミニフライ級王者)を相手にキックルールで判定勝ち。10月大会では古瀬美月に判定2-1(いずれもマスト判定)、今年7月大会でも永尾音波に判定2-1という僅差で連敗を喫している。

 1R、さくらはサウスポー構え。オーソドックス構えのKAI。前手を伸ばして左ストレートを狙うさくら。詰めるKAIはボディ打ち。KAIは右ボディストレート。しかしさくらは中央を取って左ストレートを当て、KAIに鼻血を出させる。

 左で差してクラッチを組んで崩したさくら。そのままサイドを奪うと上四方からバックに回り、リアネイキドチョークを極めタップを奪った。

 試合後、さくらは涙を流しながら、「17歳高校3年生のさくらです。対戦してくださったKAi選手、練習してくださったみなさんありがとうございます。前回、負けてから3カ月、こんなに早く試合を組んでくださってありがとうございます。もともとそんなに気が強くないのに、戦うことが楽しいと感じられたのは、みんなが側にいてくれたおかげです。お父さん練習ありがとう。お母さん、いつも料理ありがとう。(妹に)世界一強いお姉ちゃんになるからこれからも見ててね」と感謝の言葉を語った。

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