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レポート

【Krush】佐々木大蔵が中野滉太と笑顔の殴り合い、蹴り合いでメインにふさわしい熱闘

2020/10/17 22:10

▼第3試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R
〇伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)
判定3-0 ※30-28×3
×安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)


 1R、互いに右ローと左ミドルを多用。伊藤の左ミドルが走り始め、快音を発して決まる。安達は時折パンチのコンビネーションを繰り出すが、伊藤はしっかり見て蹴りを返す。


 2Rも伊藤は蹴りを中心の攻め。ジャブから左ミドル、左右ローでは安達が嫌がる素振りを見せる。安達は強打を叩きつけていくが、伊藤にローを蹴られてしまう。


 3R、安達はパンチのコンビネーションからローを蹴り、リズムをつかんできたかパンチを当て始める。右アッパー、左フックが伊藤の顔面を捉え、安達のペースに傾いてきたかと思われたその時、安達が左ミドルを蹴った直後に伊藤が右ストレートを打ち抜いてダウンを奪う。安達はラッシュで挽回しようとしたがそのまま試合終了。判定3-0で伊藤の勝利となった。

▼第2試合 Krush女子フライ級 3分3R延長1R
〇真優(月心会チーム侍)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-27
×小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)


 真優は大阪出身の20歳。プロ戦績は4勝3敗2分だが、アマチュアで豊富な試合経験があり、K-1甲子園のワンマッチでも勝利したことがある。空手仕込みの蹴り技を武器に、高校生時代の2016年8月には「J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント」で優勝を飾った。2019年8月のK-1大阪大会では、現K-1 WORLD GP女子フライ級王者KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の対戦相手として大抜擢されたが、判定3-0(30-28、30-27×2)で敗れた。同年12月には壽美(NEXT LEVEL渋谷)にも判定3-0(30-29×2、30-28)で敗れて連敗中。


 対する小澤は名門K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに所属し、今回がプロ31戦目(7勝19敗4分)となるベテランファイター。J-GIRLSで活躍し、2012年11月には現プロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者・吉田実代とも拳を交えている。


 リングに登場すると四方に向かって元気よく「押忍!」と四方に向かって礼をした真優。1R、真優はジャブをしっかり当て、得意の前蹴りを多用。小澤は前に出るが真優の左フックが何度も顔面を捉える。


 2R、真優は前蹴りを顔面とボディへ蹴り分け、さらにジャブ、左フックもヒットさせる。しかし、小澤がパンチで前へ出ると組み付いてしまう。ラウンド終盤には右ハイキックもヒットさせた真優。打撃が当たっているにもかかわらず真優はなぜか組み付いてしまう展開が続く。


 3R、パンチで勝負をかける小澤に真優はやはりクリンチを多用してしまうが、前蹴りとミドルを蹴る。小澤のヒザがローブローとなって試合は一時中断。再開後、小澤のパンチにやはり組み付いてしまう真優だったが、最後は前蹴りと左フックをヒットさせて試合終了。判定3-0で真優が連敗から脱出した。

▼第1試合 -61kg契約 3分3R延長1R
×斎藤祐斗(JK TRIBE)
判定0-3 ※28-30×3
〇利川和希(K-1ジム五反田チームキングス)


 1R、斎藤は左ミドル、利川は右ストレートを狙っていくが相手に警戒されてジャブと右ボディに切り替える。2Rも左右でボディを攻める利川に斎藤は左右フックを思い切り振って叩きつける。3Rは両者クリンチが多くなり両者に警告。その中でも利川は右フック、頭を下げる斎藤にヒザを突き上げ、判定3-0で勝利を収めた。

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