▼第7試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦第4試合 3分3R延長1R
×多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity)
判定0-3 ※29-30、29-30、28-30
〇黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)
※黒田が準決勝へ進出。
多久田はK-1甲子園2018 -55kg王者で戦績は3勝(2KO)1敗。前戦の今年3月、松本日向にKO負けするまでは3連勝(2KO)を収めていた。黒田は3勝(2KO)1敗1分の戦績で、K-1 JAPAN GROUPでは2勝(2KO)1分だったが、前戦の7月にスクランブル参戦で晃貴と対戦して判定で敗れている。
1R、両者サウスポー。黒田は多久田のローに左右のスイングフックを合わせに行く。前へ出てプレッシャーをかけていき、多久田が前へ出てくると下がってパンチで迎え撃つという待ちの戦法。
2Rも黒田は多久田のローにスイングフックを合わせに行き、右ボディからの左ローへつなぐ。自分から左ローを蹴っていき、多久田の右足は真っ赤に。打ち合いもする両者。
3R、多久田の空振りを誘っての黒田の左フックがビッグヒット。多久田は蹴りを中心に攻めていくが、黒田がフックを合わせてくるため攻め切れない様子。薙ぎ払うようなフック、そして左ローでペースを握り続けた黒田が判定勝ち。準決勝への切符を手にした。
▼第6試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦第3試合 3分3R延長1R
〇吉岡ビギン(team ALL-WIN)
判定2-1 ※30-29、29-30、30-29
×池田幸司(ReBORN経堂)
※吉岡が準決勝へ進出。
吉岡は9勝(1KO)1敗2分の戦績を持ち、Krushではこれが3戦目となるが前戦では第4代王者・晃貴から合計3度のダウンを奪って判定勝ちした実績を持つ。池田はK-1カレッジ2019 -55kg王者で、戦績は2勝(1KO)1敗。前戦は今年7月に橋本実生に敗れているが、中村拓己K-1プロデューサーは「ポテンシャルの高いファイターだと思っている」と評価。
1R、吉岡は左右に構えをスイッチしながらじりじりと間合いを詰める。池田は右ミドルと中足で蹴る前蹴りを吉岡のボディへ突き刺す。吉岡は左ミドルを多用する。
2R、吉岡はボディへ狙いを定めたか、左右ボディと左ミドル、前蹴り。池田はそのミドルにローを合わせ、ボディには右フックを合わせに行く。吉岡はパンチのコンビネーションの後に左ミドル、左ハイを蹴る。
3R、左右ミドルと前蹴りを駆使する池田に吉岡はボディへのパンチ、左ストレートで応戦するが、池田の蹴りの数に吉岡は後退。それでもローと左右フック&ストレートで反撃し、判定2-1の際どい勝利であったが吉岡が準決勝へ勝ち上がった。