MMA
レポート

【ONE】秋元皓貴がメインで苦闘の末に勝利、澤田龍人も1年2カ月ぶりの勝利!=シンガポール

2020/10/16 21:10

▼フェザー級(※70.3kg)5分3R
○タン・カイ(中国)
[判定3-0]

×キアヌ・スッバ(マレーシア)

 マレーシアのアマチュア総合格闘技団体MIMMAフェザー級王者に2度輝いたキアヌ・ スッバは、ネパール人の父とマレーシア人の母の下、クアラルンプールで生まれた。テコンドーをはじめ多くの金メダルを獲得したが、米国留学中に兄のジャンニとテレビを見て、MMAに興味を持った。ONEでは6勝3敗。2019年5月の前戦で高橋遼伍に1R TKO負け。高橋戦での脛骨および腓骨の骨折からの再起戦となる。

 中国のタン・カイはREBEL FC3連勝から2019年1月にONE初参戦。イー・ソンジョンを2R ボディキックでKO、エドワード・ケリーに判定勝ちするなど、MMA5連勝中の注目選手だ。

 1R、ともにオーソドックス構えから。圧力をかけるカイにスッバはサウスポー構えに変える。左ミドルを打つスッバはオーソドックス構えに。その入りにタンは左からの右フックを返す! スッバは右ロー。遠間から左ミドルを当てる。カイも左ハイを打つか、その打ち終わりにテイクダウンはスッバも、すぐにカイは腕を差し入れスイッチして立ち上がる。右ローをカーフで狙うスッバ。

 2R、すぐにサウスポー構えになるスッバ。遠間からダブルレッグ狙いも切るカイが圧力をかける。しかしスッバも右の低いローキック。左ハイは空を斬る。カイは右フックで前に詰めるが、スッバは左ミドル。詰めるカイを右フック! ワンツーから左ボディ、金網に詰めて左フック、跳びヒザも。ワンツーを掻い潜りシングルレッグテイクダウンはスッバ。しかしカイはスイッチから片足を肩口まで持ち上げて逆にテイクダウンする。

 立ち上がったスッバに左フック、右アッパーはカイ! さらに金網まで追い込み右ストレートを当てると、左のブラジリアンキックも繰り出す。

 3R、詰めて鋭い右ハイを当てるカイ。ガードするスッバだが、金網に釘付けとなる。回るスッバに追うカイは左フック! マットにヒザを着いたスッバだが倒れず。フィニッシュしたいカイはワンツー、右アッパー、左ボディと上下に散らして左のダブルをヒットさせるが、スッバは倒れず。右ローも当てるカイは右ボディストレートも当てるが、スッバをフィニッシュさせるには至らず。

 判定は3-0でカイが勝利。ONE3連勝でMMA戦績を11勝2敗とした。

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