▼GRACHANウェルター級 5分2R
-竹川光一郎(和術慧舟會トイカツ道場)
[1R 1分07秒 ノーコンテスト]
-川中孝浩(BRAVE)
竹川は、日本拳法をベースに長いリーチ、打撃戦を得意とするが、柔術も紫帯の腕前。PANCRASEでは太田純一にTKO勝ちも、GRACHANでのここ2試合は連敗中だ。オールラウンダーな強さを発揮できるか。
対する川中は、2010年のDEEPフューチャーキングトーナメントミドル級で優勝。2011年にプロデビューし、MMA15勝7敗と大きく勝ち越している。潜在能力は確かなものの怪我により長く勝利から遠ざかっており、勝利して復活の狼煙を上げたいところ。得意のがぶりからのチョークが炸裂するか。
1R、サウスポー構えの川中、オーソドックス構えの竹川。左を刺して前に出る川中はボディロックテイクダウン! そのままマウントを奪うが、リバーサルして立つ竹川。川中は金網に押し込みヒザ蹴りも金的に。1分07秒で中断。そのまま竹川が続行不可能、偶発性のローブローにより、試合はノーコンテストとなった。
◆長岡弘樹がGRANDウェルター級暫定王者に
2019年12月の「GRACHAN42×GLADIATOR 011」で、48歳にしてルクク・ダリを破り戴冠したGRANDウェルター級王者・桜井隆多(R-BLOOD)が、練習中に靭帯を損傷したため、9月20日の大田区大会を欠場。桜井の王座に挑戦予定だった長岡弘樹(総合格闘技道場DOBUITA)が暫定王者に認定された。
規定では、王者の防衛戦期限は1年。しかし、今回、暫定王座に就いた長岡が、桜井との対戦を強く希望したことを受け、2021年の6月に暫定王者・長岡と、正規王者・桜井による王座統一戦が行われることとなった。
岩崎代表からベルトを受け取った長岡は、ケージのなかで「今日、試合が無くなってしまいましたが、暫定王者ということで感謝します。来年の統一戦にすべてをかけて必ず勝って、統一チャンピオンになりますので、応援よろしくお願いいたします」と挨拶した。