▼GRACHANライト級 5分2R
×植田 豊(リバーサルジム新宿 MeWe)
[判定0-3]
〇小谷直之(ロデオスタイル)
ライト級では、植田豊(リバーサルジム新宿 MeWe)と小谷直之(ロデオスタイル)による実力者対決が組まれた。
小谷は、PRIDE・UFCと世界最高峰で戦って来たMMA36勝17敗7分のレジェンドファイター。修斗では2018年11月にキャプテン☆アフリカにリアネイキドチョークで一本勝ちも、2019年5月の前戦では松本光史相手に4R TKO負け。さらに、2019年10月の「GRACHAN 41」ではグラップリングルールで山田崇太郎にヒザ十字で敗れているだけに、ここは踏みとどまりたいところ。GRACHAN MMAには、2018年7月の間宮晃戦でのTKO勝ち以来、2年2カ月ぶりの参戦となる。「結構、いい歳(38歳)なんですけど、もうデビュー戦の若手ぐらいのつもりで、激しい試合をしたいと思います」と意気込みを語る。
対する植田は、昨年末、山本琢也とのライト級タイトルマッチで2R TKO負けを喫したものの、2020年3月に岸本篤史に2R リアネイキドチョークで一本勝ちして復活。再度ベルトを狙う。
今回の小谷との対戦を、「MMA界で(小谷を)知らない人はいない、強い選手だと思う。ここから上に行くためには越えなきゃいけない相手で、ようやく意味のある試合が回ってきたかなと」と、待ち望んでいた戦いだとし、「積み上げるって作業を辞めたことは一瞬でも無かった。爆発するような試合を見せたいなと思っています」と、格闘技に真摯に向き合ってきた成果を、小谷戦で爆発させたいと語った。
1R、ともにオーソドックス構え。四つから組むんで崩した小谷は、上半身を金網で立てる植田を小手に巻いてハーフガードで固めて殴る。立つ植田は払い腰も耐える小谷。
2R、両差しからテイクダウンは小谷。植田はディープハーフからシングルレッグに切り替え立ち上がるが、すぐに追う小谷はシングルレッグテイクダウン! 植田のディープハーフをパウンドで剥がして背中を着かせる。
判定は3-0で小谷が勝利。試合後、小谷は「来年、横須賀で小谷直之20周年興行をお願いします」と挨拶した。