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【Bellator】加速するBellator──デイヴィスがリョートに僅差の連勝。ジンガーノが初陣飾る。レスリングエリート・ルースをジョンソンがヒール葬! パリ大会開催&CBSスポーツ移籍も

2020/09/12 06:09

▼ライトヘビー級 5分3R
○フィル・デイヴィス(米国)
[判定2-1] ※29-28×2,28-29
×リョート・マチダ(ブラジル)

 2013年8月の「UFC163」以来、7年ぶりの再戦。初戦はデイヴィスが僅差の接戦を制し、判定勝ちを収めている。

 その後、デイヴィスは、2015年1月のUFCラストマッチでライアン・ベイダーに敗れ、Bellatorに移籍後は8勝2敗と好戦績。2016年にリアム・マクゲリーを破り、Bellatorライトヘビー級王座につくも、UFCから移籍してきたベイダーとの再戦でスプリット判定で敗れ王座陥落。2018年11月には現王者のワジム・ネムコフにも敗れたが、マクゲリー、カール・アルブレッソンをいずれもフィニッシュするなど現在2連勝中だ。

 元UFC世界ライトヘビー級王者のリョートは、UFC2連勝からBellatorに移籍。2018年12月に元王者ハファエル・カウバーリョをスプリット判定で下すと、2戦目でもチェール・ソネンを跳びヒザ蹴りでダウンを奪いパウンドアウト。しかし、2019年9月の前戦では、ゲガール・ムサシと再戦し、スプリット判定負けで約4年半越しのリベンジを許している。

 1R、オーソドックス構えのデイヴィス。サウスポー構えのリョート。前手を出しながら間合いを図るリョートは左ミドル。デイヴィスも右の長い前蹴りを腹に打つ。その蹴りをかわして左ローを当てるリョート。詰めに行くデイヴィスを左右ステップでかわし距離を保つ。右の前蹴りで前に出るデイヴィスにカウンターの左の突きはリョート。

 2R、左前手を真っすぐに伸ばし、じりじりと詰めるデイヴィスに対し、左に回るリョート。左ミドルの打ち終わりにデイヴィスは右フックを被せると、一瞬、リョートはバランスを崩す。右の前蹴りをみぞおちに狙うデイヴィス。リョートの左の蹴りをスイッチしてかわすと右ミドル! リョートも前に出るが、そこにシングルレッグはデイヴィス。足を抜いたリョートに背後から右を当て、スタンドバックについたところでゴング。デイヴィスはラウンドを取り返したか。

 3R、デイヴィスの右ローをかわして左ローを蹴り返すリョート。デイヴィスはリョートの外足の左に回り、右の打撃を狙う。右ローをカーフに突くリョート。右から左のワンツーがデイヴィスの顔をかすめる。リョートの左ミドルにデイヴィスも右ミドルを返す。デイヴィスのジャブをかわすリョート。オーソドックス構えのから右ハイで牽制する。サウスポー構えに戻すリョート。右ミドルハイをブロックし、左インローを蹴り返すリョート。跳びヒザを狙うが、そこをデイヴィスは右ストレートで迎撃する。両者ともにあと一歩の間合いには入れず。

 判定は29-28×2,28-29のスプリットでデイヴィスがまたもリョートとの接戦を制した。デイヴィスは2018年11月にスプリット判定で敗れている現王者ネムコフとの再戦にたどり着けるか。

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