キックボクシング
レポート

【RISE】秀樹がハイキック、飛びヒザ蹴りを駆使してKO勝ち、賞金トーナメント参戦アピール

2020/08/23 13:08

▼第2試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R
×樋田智子(リアルディール)
判定0-3 ※28-30×3
〇山本ユノカ(Kick Box/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者)


 山本は2012年4月にプロボクシングでデビュー。2016年2月にOPBF女子東洋太平洋フライ級王座、2016年8月にはWBA女子世界ライトミニマム級王座に就いた。2017年10月にはIBF女子世界フライ級王者にも挑んだが2階級制覇ならず。ボクシングはその試合を最後に9勝(6KO)2敗2分の好成績を残して引退。2019年11月にジャパンキックボクシング協会でキックボクシング転向第一戦を行い白星デビュー。2戦目は引き分け、3戦目にして7月にRISE QUEENの紅絹と対戦して延長Rまでもつれ込む接戦の末に判定負け。RISEでの2戦目に臨む。


 樋田は福岡を拠点とする選手で、MMAにも出場する二刀流ファイター。後半戦に強く、平岡琴を苦しめたこともある。戦績は2勝2敗でキックの試合は2019年10月以来。


 1R、山本はパンチを上下に散らし、ガードの隙間を縫い、ローも交えて左右のストレートを巧みにヒットさせていく。樋田は前蹴りをボディに集中させて真っ直ぐ入ってくる山本を迎え撃つ。山本は絶妙なクリンチワークも見せた。


 2R、樋田は右ストレートから入ってヒザ蹴りをボディへ集中させる。山本は右ストレートと右フックでヒットを重ねていくが、前に出続けるタフな樋田にやや消耗が見える。


 3R、樋田の左右フックが山本の顔面を捉える場面もあったが、全体的に山本が精度の高い左右ストレート、左右フックでヒットを奪い続け、クリンチワークで樋田の攻撃の機会を殺して判定勝ち。2戦目でRISE初勝利を飾った。

▼第1試合 ライト級(-63kg) 3分3R
×久保田有哉(TARGET)
KO 3R 22秒
〇野口紘志(橋本プレボ)


 1Rから両者パンチ&ローのアグレッシブな打ち合い。野口のパンチをサイドにかわした久保田が右ストレートを突き刺してダウンを奪う。


 2Rになると逆転を狙う野口がパンチを振り回していくが、久保田の首相撲からのヒザ蹴りに消耗。さらに右ローをもらう。しかし、それでもパンチを打ち返す野口が打ち合いの左フックでダウンを奪い返す。


 3R、出会い頭の打ち合いで野口がダウンを追加し、最後も左フックでKO。野口が第1試合から逆転KOの激闘を見せた。

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