キックボクシング
レポート

【Krush】ゴンナパーが必殺ミドルキックで篠原悠人にリベンジ&3度目の防衛、堀井翼と金子大輝は反則決着に

2020/06/28 14:06

▼第6試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
〇高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM/第2代Krush女子アトム級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
×真美(Team ImmortaL)


 高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、今回から一階級上の女子ミニマム級に転向することが決まった。


 真美はK-1 JAPAN GROUP初参戦となる、5勝(2KO)2敗の選手。NJKFの女子部門ミネルヴァとJ-GIRLSで活躍し、強い右のパンチを武器にガンガン前へ出てプレッシャーをかけるパンチ主体の女子ファイターだ。


 1R、先手を取ったのは真美。しかし、一瞬様子を見た高梨が一気にショートパンチの連打で逆襲する。1分過ぎには4連打でダウンを奪った高梨。口元に笑みを浮かべながら右のパンチを中心に叩き込み、右ローも蹴って圧倒する。


 2R、高梨はジャブを突き、前へ出る真美のパンチをかわしては3連打を打ち返す。さらに右ロー。余裕を感じさせる高梨に真美は前へ出てのアタックを続ける。


 3R、真美は勝負を仕掛けてパンチを出しながら前へ出る。高梨は下がりながらもジャブ、ローを当てていき、足を止めての打ち合いも。真美は相打ち上等のスタイルで前に出続けるが、高梨は的確にパンチとローを当て続ける。勝敗は判定に持ち込まれ、高梨の圧勝となった。


 マイクを持った高梨は「ミニマム級初っ端の試合でKOすると決めていたんですが、こんな試合になってしまいました。もっとレベルを上げて、こんなではまだまだですが、MIO選手、大阪大会でやらせていただきたいです。もっとレベルを上げてパワーアップした姿を見せられると思うのでよろしくお願いします」と、K-1参戦を表明しているMIOへリング上から宣戦布告。9月のK-1大阪大会での対戦をピールした。、


 するとここで会場へ訪れていたMIOがリングに上がり、「高梨選手、おめでとうございます。初めて生で試合を見させてもらいました。パワーのあるファイターだと思いました。ミニマム級が新設されたことで、これから女子のK-1で一番盛り上がる、面白い階級にしたいと思うのでよろしくお願いします」と、対戦を受けるかどうかは明確にしなかったが、一緒に女子ミニマム級を盛り上げようと発言した。

▼第5試合 Krushライト級 3分3R延長1R
×SEIYA(MAD MAX GYM) 
TKO 3R 0分31秒 ※セコンドからのタオル投入
〇弘輝(team ALL-WIN) Hiroki 


 SEIYAは2015年8月からKrushに参戦し、2016年8月からは5連勝を飾ったが、2019年12月の『K-1』で負傷欠場した選手の代役として篠原悠人と対戦するはずだったが、計量オーバーで試合は中止に。今回が禊マッチとなる。戦績は9勝(3KO)2敗。対する弘輝は今回が初参戦のサウスポーで戦績は5勝(4KO)1敗1分。


 1R序盤はサウスポーの弘輝のスピードに戸惑ったように見えたSEIYAだったが、中盤を過ぎると右ミドルと右ローを多く使ってペースを取り戻す。弘輝は隙あらば飛びヒザ蹴りを放つ。


 2RもSEIYAが右ローと右ミドルで試合を作っていくが、弘輝もパンチで反撃。転倒したSEIYAの頭部に蹴りを見舞い、弘輝には注意が与えられる。再開後、打ち合いに行く弘輝だがSEIYAは付き合わず、右ミドルと右ローを蹴っていく。


 3R、いきなり打ち合いにいった弘輝がSEIYAにロープを背負わせ、左ミドルからの左ストレートでダウンを奪う。立ち上がったSEIYAへ一気に襲い掛かる弘輝が右フックで2度目のダウンを奪ったところで、SEIYAのコーナーからタオルが舞った。


 弘輝はセミファイナルで対戦する堀井と金子の「勝者とやらせてください」とアピールした。

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