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【修斗】岡田遼が“投神”倉本を完封KOで暫定世界&環太平洋の二冠達成! 女子初代王座決勝は黒部vs杉本に

2020/05/31 08:05

▼第5試合 バンタム級 5分3R
〇清水清隆(世界フライ級2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)
[2R 4分34秒 TKO]

×小堀貴広(世界フライ級7位/ゴンズジム)

 TRIBE TOKYO M.M.A.の若頭・清水清隆がコロナウイルスの影響で中止となった3月29日後楽園ホール大会からスライド参戦。対戦相手は「AOKI PROJECT」でも盛り上がっていた平良達郎ではなく、2018年度年間ベストバウト賞を獲得した小堀貴広(ゴンズジム)に変更された。

 清水は今年デビュー12年目を迎え、PANCRASE在籍時には5度の王座防衛記録を持つフライ級屈指の実力者。2019年5月には扇久保博正の持つ世界バンタム級王座に挑戦するも偶発的なバッティングにより、4Rテクニカル判定負け。

 しかし、ONE両国大会の修斗vsPANCRASE前哨戦として行われた9月の「Road to ONE CENTURY」では、PANCRASE4位の秋葉大樹を1R2分15秒、左ジャブでKOに下し見事に復活。前田吉朗、石井逸人、ショージン・ミキを全て1R KO・TKOに葬り去りっているパンチ力は健在だ。40戦を超えた今が正にキャリアの頂点を迎えようとしているTRIBE TOKYO M.M.A.のベテランだ。

 一方の小堀は、2019年6月に高岡宏気に判定勝ちし、9月に平良達郎に1R KO負けも、2020年1月19日の前戦では、rootsの輝龍に判定勝ちを収めている。気持ちの強さを全面に押し出すファイトスタイルで時には相手のパンチを被弾する事もあるが、常に観客を湧かせるアグレッシブな戦いを信条としている。シャープな打撃に加え、打ち合いになっても決して下がらず乱打戦を得意とする小堀だけにKO決着は必至。倒すのは清水の一撃か?小堀の手数か?

 1R、ともにオーソドックス構え。ジャブの刺し合いから左インローは小堀。清水は左フックから飛び込み、右ローを当てる。フェイントをかけて左ローは清水。右前蹴りを返す小堀。清水は右手を上に挙げたフェイントから右ロー。小堀の右フックに右ローを合わす。左ローを当てる清水。さらに金網に詰めての右を対角線で攻める。清水の左足にシングルレッグに入る小堀も切る清水。再びローをカーフ気味に決める。

 2R、左インローから入る小堀。右フックで飛び込む清水。細かいジャブで圧力をかける清水。左ジャブは浅いが右ローも。小堀はジャブ、右ストレートも単発に。小堀の蹴り足を掴んだ清水だが、足を抜く小堀。右の跳び込みは清水。小堀の右に一瞬、清水は腰を落とすが、立ち上がり前へ。そこに小堀が入ってきたところに頭がぶつかったか、ダウンしたのは小堀。その足をさばきながら清水がパウンド連打すると小堀の足が効かなくなり、レフェリーが間に入った。

 清水は試合後、ケージのなかで、「リングに立つのにサポートしてくれた長南さん、チームのみんなありがとうございます。もうひとつ、1人だけに。返すか、俺とやるかはっきりしろ!」と、王者・扇久保博正に訴えかけた。

KO 2R 4分34秒 ※グラウンドパンチ
[レフェリー]豊永 稔
[サブレフェリー]
田澤康宏 1R 10-9
長瀬達郎 1R 10-9
片岡誠人 1R 10-9

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