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【修斗】岡田遼が“投神”倉本を完封KOで暫定世界&環太平洋の二冠達成! 女子初代王座決勝は黒部vs杉本に

2020/05/31 08:05

▼第6試合 AOKI PROJECT 提供マッチ グラップリングルール 72kg契約 10分1R
△世羅智茂(2017年IBJJF アジア選手権黒帯フェザー級準優勝 /CARPEDIEM)
[時間切れドロー]

△岩本健汰(ADCC2019アジア&オセアニア代表 ・GTF.3フェザー級王座決定トーナメント優勝 /IGLOO)

 ABEMAで放送中の「AOKI PROJECT」が緊急発動。今回はグラップリングマッチが企画された。

 岩本健汰(IGLOO)は、柔術、ノーギの世界で快進撃を続ける23歳の超新星。2020年3月に開催された、国内フェザー級最強グラップラーを決めるトーナメント「GTF.3」では、名だたる組み技のスペシャリストを相手に全試合一本勝ちで優勝を遂げている。

 2018年、2019年と全日本ノーギ選手権無差別級を連覇し、更にはアジア&オセアニア代表としてADCCに出場。世界の強豪達に立ち向かい、上位入賞はならなかったものの、国内グラップリング界に希望をもたらす活躍をみせた。

 今回は修斗のケージを使用した“ケージ・グラップリング”。青木真也らMMAファイターとグラップリング練習を行い、壁レスリングにも取り組んでいる岩本は、修斗マットでどんな動きを見せるか。

 対する世羅智茂(CARPEDIEM)は、4月12日に開催された「RoadtoONE:2nd」で青木本人と対戦したグラップラー。青木との一戦は互いに相手の動きを誘い、探り合う展開となり、物議を醸す時間切れのドローに終わった。

 試合後に世羅は「次に戦いたい相手」として岩本健汰の名前を挙げており、そこを青木が見逃す筈もなく、今回のプロ修斗大会に強引にねじ込んで来た。

 その根底には、日本に置けるグラップラーの存亡の危惧があるという。グラップリング界に警笛を鳴らす青木真也が「AOKI PROJECT」でしか組めない、柔術、ノーギの世界がざわつく国内最高峰の超豪華グラップリングマッチ(72kg契約)を実現した。

 腕十字とギロチンという強い武器を持ち、前戦より動きのある試合を目指すという世羅と、一本を狙って膠着しないよう戦いたいという岩本。ノーギ柔術でもない、サブオンリーのグラップリングならではの極めの緊張感ある試合が期待される。

 1R、スタンドの展開から。岩本のダブルレッグにギロチンを合わせる世羅。仰向けで外す岩本は立つとケージレスリングへ。左で差して押し込みバックテイクを狙う。右足を外に出して防ぐ世羅。

 岩本はボディロックからいなしてテイクダウン! ガードを取る世羅だが、頭が当たったか額から出血。ドクターチェック後、再開。ガードから岩本の右足を手繰る世羅。

 いったん右足を後方に下げて右から逆の左に回ってパスした岩本! サイドから上四方に回りノースサウス、さらにサイド、キムラを狙う岩本。世羅も潜り足を戻してニーシールドに。再びハーフから浮かせて足関節を狙う世羅。跳んで外した岩本はハーフから上体を固めて左で脇差しパスガード!

 サイドからマウントを奪い、肩固め狙いから腕十字へ! しかし世羅もマウント返しからヒザ十字のカウンター。それも組ませない岩本は上に。外ヒールを狙うが、世羅も完全にサドルは組ませず足を抜き、ガードに。なおも上から強いアタックをかける岩本。世羅もしっかり凌ぎ、ホーン。

 白熱の攻防は、時間切れドローとなった。試合後、ケージを終りる両者に青木は握手を求めた。

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