注目の初参戦となる元UFCファイターの井上。バンタム級戦線の台風の目となるか
2020年2月22日(土)静岡・浜松アリーナ『RIZIN.21』に出場する全選手の個別インタビューが、20日(木)浜松市内にて行われた。
マネル・ケイプを頂点とするバンタム級に注目のニューカマーが登場する。井上直樹(Serra Longo Fight Team)はMMA戦績12勝2敗の井上。2014年の「DEEPフューチャーキングトーナメント」で優勝するなどプロ10戦全勝でUFC参戦。2017年6月にカールス・ジョン・デ・トーマスに判定勝ち後、2018年6月にマット・シュネル(※現在UFC4連勝中)にスプリット判定負け。
その後、フライ級戦線を縮小したUFCからリリースとなり、2019年2月に米国『CageFury FC 72』に出場。ショーン・サンテラに判定負けも、2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』で強豪・北田俊亮に1R 2分41秒、リアネイキドチョークで一本勝ちし、日本復帰戦を白星で飾っている。今回はトレント・ガーダム(豪州)と対戦。
スピード感のある試合を見せたい
――今回の試合でRIZINファンに見せたいものは?
「自分の試合は全部そうなんですが、スピード感のある試合が多いので、パンチだったり試合展開だったり全てスピード感のある試合を見せたいと思います」
――どんな試合展開になると予想しますか?
「自分はけっこうサブミッションで極めているので、一本で極めると思う方も多いと思いますが、しっかり打撃もできるので打ち合いもしっかり見せていきたいと思っています」
――ガーダムは「苦戦はしないだろう」と言っていました。
「苦戦するというか、自分が一方的に勝つ試合になると思います」
――ガーダムは「井上選手はフライ級に戻った方がいい」とも言っていました。前回の試合では力強さを感じなかった、と。
「自分の試合を見てもらえれば分かりますが、バンタム級のベテラン選手に勝っているので、全然問題ないと思います。ガーダムの方が身体は小さいと思うので、フライ級に下げたらどうですか、と言いたいです(笑)」
12月のDEEPでは1R、リアネイキドチョークで一本勝ち
――今回の試合はリングです。前回のガーダムの試合を見ると、テイクダウンされそうになるとロープに腕を引っかけていました。ああいうことをされるとやりづらいのでは?
「リング際では戦わないように、とは考えています。あと、ローブローもけっこうあったのでそれも気を付けないといけないと思っています」
――日本にはいつ戻ってきたんですか?
「日曜日です。ニューヨークから直接。時差ボケ対策も兼ねて試合の1週間前ですね」
――バンタム級で戦うのとフライ級で戦うことの違いはどんなことですか?
「力の強さはもしかしたら違うかもしれませんが、自分もそれに合わせてきているので全く問題ないかなと思っています」
――豊橋に住んでいる頃、朝倉兄弟の噂は入ってきましたか?
「友だちから名前はよく聞いていました。アウトサイダーで強い人がいるって。路上でのことは聞いていなかったです(笑)。練習漬けの毎日だったので。これまで接点は全くないですね。いつかはやりたいです」