キックボクシング
レポート

【RISE GP】倒し、倒されの熱戦制し、紅絹が判定防衛! 寺山が完封勝利、Ayakaが伊藤に逆転KO勝ち! アンナがスーパーガールぶり発揮! 現役女子校生対決はAKARIが制す

2020/02/11 17:02

▼第4試合 -57kg契約 3分3R
○村上悠佳(TEAM TEPPEN)
[判定2-0] ※30-28, 29-29, 29-28

×ファブンヤ“MAYA”TIMムエタイジム(及川道場)

村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。しかし、その後はQueenマオ、カン・イェジン、ウー・ユティンに3連勝と負けなし。特にウー戦ではプロ初のKO勝ちを飾り、戦績は4勝(1KO)1敗の20歳。

対する初参戦の“MAYA”ことファブンヤはタイ在住の幼少期からムエタイを学び、来日後はムエタイジムで指導を行いながらプロ選手活動も行い、戦績は5勝1敗1分の24歳。昨年12月にはHOOST CUP女子スーパーライト級王者・溝口孝湖とスーパーライト級(-63kg)で対戦し、溝口のハンマーパンチをもらいながらも前へ出て打ち合いに行く闘志を見せた。

前日会見で村上は、「今回の試合は絶対に負けられない試合なので、いま(MAYAから)蹴りでKOと言われたので私も蹴りで対抗していこうと思います相手の印象は凄いタフな選手。ガンガン前へ来て打ち合う選手だなと」と目には目をの戦い方で上回ると語り、対するMAYAは、「普段はムエタイ選手でキックボクシングは2戦目。蹴りでKOします。村上選手の印象は前蹴りとか蹴りが強そうでテクニックもある。私も同じようなテクニックなので楽しみです。私も蹴りで倒します」と蹴撃を予告した。

1R、サウスポー構えの村上にオーソドックスのMAYA。左ミドルを当てる村上。詰めるMAYAは右ストレートを狙うがそこにカウンターの左ミドル、ヒザは村上! さらに右前蹴りでMAYAを飛ばし尻餅をつかせる。腹に蹴りを溜める村上。右の前蹴り、パンチャーのMAYAは右ストレート狙い。村上は左インローを前足にヒット。MAYAの動きが鈍くなる。

2R、村上の左ハイをスウェイでかわすMAYA。村上は左ミドルも蹴り足を掴んだMAYAは右を狙う。左にずらして右を打つMAYAフ。しかし村上も左のヒザの連打で前に! 村上も消耗か互いに手が出なくなるなか、ワンツーはMAYA。

3R、右ローで前足を狙う村上。MAYAの右の蹴りにすぐに蹴り返す村上。MAYAのワンツーに下がる村上は右前蹴りを返すと、詰めるMAYAの体を入れ替えワンツーの右、さらにヒザを突き返す村上だが、MAYAの右ミドルに村上は尻餅! しかし村上の前蹴りにMAYAも尻餅。村上はヒザで詰めて反撃し判定へ。

判定は2-0で村上が勝利。中盤から意外な粘り強さを見せたMAYAに村上は危なげなくも辛勝した。

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