K-1K-1
K-1
レポート

【K-1】安保瑠輝也がまたも延長戦でゲーオを振り切る、KANAが延長戦を制して女子初代王者に、武居由樹は3度のダウンを奪いタフな相手を退ける、木村“フィリップ”ミノルが6連続KO達成

2019/12/28 16:12

▼第2試合 K-1 WORLD GP 女子フライ級王座決定トーナメント ・リザーブファイト 3分3R・延長1R
〇壽美(NEXT LEVEL渋谷)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
×真優(月心会チーム侍)
※壽美がリザーバーに。


 壽美はKHAOSとKRUSHで3連勝をあげて、今年8月に王座決定トーナメントに出場するIFMA世界女子フライ級王者ヨセフィン・ノットソンと対戦したが、判定で敗れている。戦績は6勝(2KO)3敗。


 真優は大阪出身の20歳。プロ戦績は4勝2敗2分だが、アマチュアで豊富な試合経験があり、K-1甲子園のワンマッチでも勝利したことがある。空手仕込みの蹴り技を武器に、高校生時代の2016年8月には「J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント」で優勝。今年8月のK-1でKANAに挑んだが、判定で敗れた。


 両者はアマチュア時代に2度対戦し、1勝1敗。プロの舞台での決着戦となった。


 1R、サウスポーの壽美は左ミドル、左ストレートから前へ出る。真優は前蹴りで止めて右ストレートにつなげる。


 2Rもワンツーで前に出る壽美。パワーで上回っている印象。壽美の左ストレートを同じく左で迎え撃つ真優。出会い頭の一発を当てていく壽美に真優は後手に回り、クリンチが増える。終盤に壽美が顔面からボディへの前蹴りを放った。


 3R、壽美が左ストレートと前蹴りから襲い掛かるように前へ出るが、すぐにクリンチ状態となってしまい攻防とならない。終始前へ出た壽美の判定勝ちとなった。

▼第1試合 スーパーファイト -53kg契約 3分3R・延長1R
〇松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/K-1カレッジ2018 -55kg優勝)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -55kg優勝)
※本戦の判定は※29-29、30-28、29-29


 9月の『K-1 KHAOS NIGHT』新宿FACE大会で対戦した松本と橋本が再戦。両者は「格闘代理戦争4thシーズン」(AbemaTV)の卒業生として同大会でプロデビュー。この時は延長判定までもつれる大接戦の末、判定2-1の僅差で松本に軍配があがった。


 今回はK-1に場所を移しての再戦で、お互いにとって雌雄を決する決着戦と言える一戦だ。松本のセコンドには皇治が、橋本のセコンドには武尊が就く。


 1R、両者とも積極的に前へ出ようとする。左から入って来る松本をサウスポーの橋本は右フックで迎え撃つ。打ち合いになる中、被弾が目立つ松本だが前へ出てワンツーを放つ。松本のアグレッシブさが目立った。


 2R、橋本は松本の左フックに右フックを合わせる。松本は右ミドルで入って連打を叩き込む。離れて戦いたい橋本とインファイトを仕掛ける松本。1Rに比べると両者だいぶ落ち着いた様子。終盤、松本が連打で仕掛けた。


 3R、松本のバックハンドブローに橋本も同じ技を返す。右ミドルから前に出て入り込む松本に橋本は左ストレートで対抗するが、松本が手数で上回る。クリンチからの入り際に松本が右ハイを軽くヒット。


 勝敗は判定に持ち込まれ、29-29、30-28(松本)、29-29でドロー。またも延長Rへもつれ込む。ここでも前へ出る松本を橋本は左ストレートと右フックで迎え撃つ。松本の右ストレート、右ミドルがクリーンヒットし、続くワンツーの連打もヒット。たまらずクリンチする橋本。最後に松本が胴廻し回転蹴りを見せて終了。判定3-0で松本が連勝した。

▼プレリミナリーファイト第5試合 K-1スーパー・ライト級 3分3R
×泰斗(LEOPARD GYM)
KO 1R 1分25秒 ※右後ろ廻し蹴り
〇松岡翔大(ISHITSUNA MMA)

▼プレリミナリーファイト第4試合 K-1フェザー級 3分3R
〇新美貴士(名古屋JKファクトリー)
判定3-0 ※30-25、30-26、30-26
×髙橋直輝(若獅子会館)

▼プレリミナリーファイト第3試合 K-1フェザー級 3分3R
〇倉崎昌史(GET OVER)
判定3-0 ※30-28×3
×秀樹(レンジャージム)

▼プレリミナリーファイト第2試合 K-1スーパー・フェザー級 3分3R
×斎藤祐斗(JK TRIBE)
KO 2R 2分02秒 ※右ストレート
〇提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1カレッジ2018 -60kg優勝)

▼プレリミナリーファイト第1試合 -53kg契約 3分3R
〇池田幸司(ReBORN経堂/K-1カレッジ2019 -55kg優勝)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
×豊田優輝(B.W/K-1カレッジ2019 -60kg優勝)

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント