K-1K-1
K-1
レポート

【K-1】安保瑠輝也がまたも延長戦でゲーオを振り切る、KANAが延長戦を制して女子初代王者に、武居由樹は3度のダウンを奪いタフな相手を退ける、木村“フィリップ”ミノルが6連続KO達成

2019/12/28 16:12

▼第6試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R・延長1R
×平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
KO 3R 26秒 ※左フック
〇中野滉太(POWER OF DREAM)


 平山はパンチを武器に真っ向勝負を展開。戦績は16勝(9KO)15敗3分だが、渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代KRUSH王者たちと拳を交えてきた。4月に大阪から上京してシルバーウルフ所属となり、4月大会で竹内悠希にKO勝ち、8月のK-1では山崎秀晃に判定で敗れた。


 中野は3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、今回がK-1本戦・スーパーファイトに初出場。さらなる飛躍を目指し今大会では平山に挑む。前戦7月のKRUSH後楽園大会で中野はWLF-65kg級王者ワン・ポンフェイと拳を交えた。中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆っている。


 1R、平山は強い右ロー、中野はジャブから右ロー。両者蹴り合い中心の中、中野は後ろ蹴りを放つ。中野は遠い距離から飛び込むようにしてのカーフキックも見せた。


 2Rはミドルの蹴り合いとジャブの突き合い、その中で中野は右ローを蹴る。ジリジリと前へ出る平山に中野はジャブ、後ろ蹴り。平山はジャブを当てて右ローも蹴る。ここまで両者とも慎重だ。


 3R、打ち合いに来た平山に中野が左ボディを入れ、右ミドルを蹴った中野に平山が左フックを放ったところへ中野がカウンターの左フック。この一撃が決まり、中野のKO勝ちとなった。

 中野はマイクを持つと「まだまだ先輩たちに負けないように来年は自分の年にするように頑張ります」と語った。

▼第5試合 スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
×キム・ホソン(韓国/雪峯ジム/IKMFウェルター級王者)
KO 1R 2分21秒 
〇海斗(ポゴナ・クラブジム)


 海斗は“不良の祭典”と呼ばれていたアマチュア総合格闘技イベント『THE OUTSIDER』に2度出場するなど、異色の経歴を持つ。11月のKRUSH大阪大会で大泉翔を秒殺KOで下し、待望のK-1本戦初出場を決めた海斗。1カ月弱という短い期間での試合になる。


 K-1初参戦となるホソンはフィジカルを前面に押し出すタイプの韓国人ファイターとは異なるファイトスタイル。国技・テコンドーをベースにしたトリッキーな蹴り技を武器に14戦13勝1敗の優れたレコードを残し、IKMFウェルター級王者のタイトルも獲得している。


 1R、打ち合いに行く海斗にサウスポーのキムが左ストレートをクリーンヒットさせる。海斗は距離をとると右ローを蹴っていくが、打ち合いに行くとやはり左ストレートをもらう。キムは後ろ廻し蹴り、後ろ蹴りを繰り出し、ジャンプしてのハイキックや2回転しての蹴りを繰り出すが、海斗が打ち合いで右フックでダウンを奪う。


 続いて海斗が左フック、右ストレート、左フックと畳みかけてダウンを奪い、KO勝ちを奪った。


 海斗はマイクを持つと「僕、前の試合終わった時に有名なヤツを当ててって言いましたよね。今回の相手強いそうなんですけど、僕のやりたい相手ではなかったですね。次は有名な人と当ててください。まいど!」と、もっと強い相手とやらせろとアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント