女子アトム級「見えないトーナメント決勝」は「タイトルマッチ」に。産休中の伊澤星花が大晦日電撃復帰で「本当のチャンピオンは私」
▼RIZIN女子スーパーアトム級(49.0kg)タイトルマッチ 5分3R
大島沙緒里(リバーサルジム新宿 Me,We)17勝7敗
ナターシャ・クジュティナ(ロシア)11勝1敗
大島は、現DEEP&DEEP JEWELSミクロ級王者。柔道ベースで2020年1月に修斗でプロMMAデビュー。26年7月にイ・イェジと再戦し、1R ヒザ十字で一本勝ち。大晦日、女子スーパーアトム級の「見えないトーナメント」でともに際立つフィニッシュで勝利したナターシャ・クジュティナとの“決勝戦”にして「タイトルマッチ」に臨む。
ともに柔道出身ながら、44kg級で活躍した大島に対し、リオ五輪52kg級銅メダルのクジュティナは階級上で組みの強みが似通う相手。しかし、MMA4年で12試合のクジュティナに対し、MMA7年で24試合と倍のキャリアを持つ大島にはきめ細やか組みと経験がある。前戦で自身初のヒザ十字を極めたように、大一番で「柔よく剛を制す」新たな引き出しを開けて、見えないトーナメント“優勝”を果たすか。
ナターシャ・クジュティナは、2016年のリオ五輪柔道52kg級銅メダリス、LFA女子ストロー級王者。22年11月、プロMMAデビュー。23年12月に初参戦のLFAでストロー級暫定王座獲得。V2に成功。26年4月、スーパーアトム級でRIZINデビューし、浜崎朱加に1R 腕十字で一本勝ち。9月にはRENAをマウントのワンハンドギロチンで極めた。現在破竹の10連勝中。RIZINルールならではの際の打撃の強さが押さえ込みと融合し、初の腕十字以外でのフィニッシュも披露するなど絶好調のなか、RIZIN3戦3連続一本勝利という最短ルートでベルトを巻くか。
◆ナターシャ・クジュティナ「格闘技ファンのみんな、準備はいい? 大晦日の私のメイン、タイトルマッチ。歓声を上げ、熱狂を作り、魂を震わせよう。共に忘れられない一夜にし、一緒に歴史を作りましょう。さあみんなの声を聞かせて。『ワン、ツー、スリー、クージャ!!』」
タイトルマッチの勝者は、その先に“女王”伊澤星花との対戦が待っている。
会見では、出産のためベルトを返上した伊澤星花が登場。今年9月の第一子出産から2カ月、子供を抱いて壇上に上がった伊澤は、大晦日出場を直訴。榊原CEOから承諾されて「これ見てる女子選手、誰とでもやってやるからSNSでもなんでも名乗り上げろ」と呼びかけた。
伊澤「前回の試合面白かったけど、大晦日タイトルマッチしてチャンピオンになったとしても、それでもな、お前去年の11月3日、ちょうど1年前、私にボコボコされたこと忘れてねえよな」
大島「忘れてません」
伊澤「お前がチャンピオンになっても本当のチャンピオンは私だからな。分かったか。だからチャンピオンになっても逃げんじゃねえぞ」
大島「はい」
伊澤「可愛い紬希(つむぎ)ちゃんが9月25 日に誕生しました。ありがとうございます。ちょっとまだまだ言いたいことあるからCOROさんに抱っこしていてもらいましょう。
やっぱりいい眺めですね。ということで、大島さんはもう好きに座っていいですよ。自分が言いたいのは大島じゃなくて他の女子選手たち。マジであいつらのせいで、女子の試合がトイレ休憩って言われんだよなあ。ケイト・ロータスvs.NOEL、あれはさすがにトイレ休憩でしたよね。あんな試合してっから未来さんに『女子決勝だけでいいんじゃないですか?』って言われちゃうんですよね、未来さん、つまんなかったですよね。(朝倉『うん、見てない』)。でも自分の試合は面白いでしょ?(『面白い』)そうなんですよ。自分の試合は面白いんですよ。
だから榊原、オイ! 年末ふざけたヤツら、全員ド肝も抜かせるような試合してやっから、私にも試合させてくれ」
榊原「ええ、やれるんですか? 伊澤さん、9月25日に出産されたばかりですけど」
伊澤「出産したけどここで大晦日、出るためにこっちは1年前から準備して、大晦日、復帰するためにやってきてんの。もうむしろ明日でも試合できるよ。だからもうふざけた女子のつまんねえ試合してる奴らに分からせるために、私が直接大晦日試合する、いい?」
榊原「どうですか皆さん?(歓声に)じゃあ、伊澤の試合、大晦日、決めます」
伊澤「ありがとうございます。もう相手なんてまだ決まってないから誰でもいいから。これ見てる女子選手、やりたいやつ手上げてこいよ。SNSでも何でも使って『やらせてください』って声あげてこいよ。もう誰とでもやってやっから。1日2試合でも3試合でもやってやっから。相手になりたいやつ、もう名乗りあげろ」
大島「RIZINのキンタローこと大島沙緒里です。(伊澤に)『滑ってる』とか言うなよ(笑)。絶対出てくると思ってたんですけど、まあ、期待通り出てきました。あいつは無視して、今回、大晦日に初めて参戦することになりました。大晦日にタイトルマッチができることを本当に格闘家としてこの上ない幸せだと思ってます。この体格差を生かして、必ずチャンピオンになります。応援よろしくお願いします」
伊澤「(母親としての大島をどう思うか?)うーん、特に何もないですね。自分も今、別に子育て大変とか何も思ってなくて幸せな日々を過ごしてるんで、別に大島さんにお母さんとしてリスペクトを持つとかは特になく、自分が自分の人生を生きてるのかなと思うので、特に大島さんに対して何か特別な感情を抱くということはありません。
(大島vs.クジュティナに対して)もちろん一本かKOで勝つしかないのかなと思うんですけど、まあ、ここのどっち側が勝ったとしても、その後自分に負けるだけなんで、自分がいない間のチャンピオンを決めてもらえればなと思います」
大島「(伊澤の出産3カ月での復帰について)まだ2カ月なんで、そこまで大変だとは思わないんですけど、小さい時ってやっぱり子供って一瞬で大きくなるんで、なんかそこで試合出るのはどうかなとは私は本気で思っていますけど、本人がやるって言うんだったら、やればいいし。2回目試合(※25年11月に対戦し、伊澤が判定勝ち)があったとしても私も負ける気はないんで、2回目は絶対あると思ってるんで、今回必ずチャンピオンになってもう1回やりたいですね」
【出場予定選手】
伊澤星花(Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)
◆榊原CEO「伊澤選手の相手は誰でもいい、手を挙げてほしい」
出産前から大晦日出場を希望していた伊澤は、出産2週間後からトレーニングを再開。榊原CEOからの「来年から復帰でいい」の声もあるなか、ケイト・ロータスvs.NOELの試合に危機感に駆られ、あらためて大晦日出場を直訴してきた。
榊原「ケイトとNOELはお休みいたしますね。本当に僕らは女子の格闘技にちょっと危機感を持ってます。やっぱりほんと倒すか・倒されるか、男子だから女子だから関係なく、やっぱり一本・KOを取りに行くような試合を女子の中でも繰り広げてほしいし、その中で我々は今回、大島沙緒里とクジュティナとの試合を、伊澤星花が返上したベルトのタイトルマッチとして実施したいと思います。
伊澤選手の相手は誰でもいいと思っています。伊澤選手の気持ちに応えるべく、他の女子選手たちも照れることなく、自分たちのやっていることにスポットライトを当てるために、伊澤選手に負けないくらいガンガン発言して手を挙げて出てきてほしい」











