▼第4試合 ONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ 3分3R
〇アブドゥラ・ダヤカエフ(ロシア/Team Mehdi Zatout)
TKO 2R 0分39秒 ※レフェリーストップ
×スーパーレック・ギャットムー9(タイ/スーパーレックムエタイジム)
ダヤカエフは2023年11月の『ONE Friday Fights 39』から参戦すると4連勝を飾ったが、2024年10月にヨッドIQにONE初黒星を付けられた。2024年12月の再起戦では日本でもお馴染みのシップムーン・シットシェフブンタムを1RでKO、2025年2月にアレッシオ・マラテスタも1RでKO、5月にはセーマペッチをも2RでTKOに破り、7月にはフェザー級でノンタチャイを左フックで初回KOと4連続KO勝ち。2026年1月にランボーレックに2RでKO負けを喫したが、5月にスーパーレックから勝利を奪った。蹴り足キャッチからの強打が武器。戦績は16勝3敗。
スーパーレックは、ルンピニーのフライ&バンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座のほか数多くのタイトルを獲得。2012年にはタイのスポーツ省が認定するムエタイMVPにも選ばれている。ONEでは2023年1月にダニエル・プエルタスに勝利してONEフライ級キックボクシング世界王者となり、9月にはノンタイトルマッチでロッタンと対戦し、2Rにヒジ打ちでダウンを奪い判定3-0で勝利している。

2024年1月、ONE日本大会で武尊の挑戦を受け判定3-0で勝利、ONEフライ級キックボクシング王座2度目の防衛に成功すると、9月にはONEムエタイ世界バンタム級王者ジョナサン・ハガティーに右ヒジで初回KO勝ち。2階級制覇を達成して13連勝を飾っていたが、2025年3月のバンタム級ムエタイ王座統一戦で体重超過、王座をはく奪され試合でもナビル・アナンに敗れた。11月の日本大会で与座優貴、5月にダヤカエフに敗れ連敗中。戦績は139勝32敗4分。

前述の通り、両者は5月に対戦。ダヤカエフが前日計量で約1.45kgオーバー。ダヤカエフがスーパーレックに補償金を支払うことで試合合意となった。1Rにダヤカエフが右ストレートでダウンを奪ったが、2Rからスーパーレックがヒジ、右ローキック、首相撲からのヒザで猛反撃。判定は2-1でダヤカエフの勝利となったが、この判定は物議を醸した。ファン、批評家、専門家の意見は分かれたが、多くの人がスーパーレックは2Rと3Rで勝利に十分なパフォーマンスを見せたと主張。そのため、今回のダイレクトリマッチが実現することに。

大歓声に迎えられて入場したスーパーレック。指で“S”の字を作ってその歓声に応える。

1R、ダヤカエフが前蹴りで先制、スーパーレックが右ローを蹴ると右カーフを蹴り返す。場内は『スーパーレック』コールの大合唱。スーパーレックが右ローを蹴ると、すぐに右ストレートを返してくる。フェイントを入れて重い右ローを蹴るスーパーレック。その右ローをフェイントにして右ヒジを叩きつけると、ダヤカエフがガクッと崩れる。

しかし、深追いはしないスーパーレック。ダヤカエフはジャブを突き、右ボディストレート。スーパーレックの右ローに右ストレートを合わせに来るダヤカエフだが、スーパーレックは頭を下げながら蹴る。スーパーレックが前蹴りをキャッチし、カウンターのパンチを見舞おうとするとダヤカエフはバックスピンエルボー。これは空を切った。

2R、スーパーレックは小さいステップを踏む。ダヤカエフが右ローから右ストレート、スーパーレックは右ヒジを合わせようとしたがダヤカエフの左右フックと左ボディをもらってダウン。

スーパーレックは頭部のダメージではなく、右手を上げて右足の異常を訴えて“もう戦えない”との意思表示。レフェリーが試合をストップし、ダヤカエフのTKO勝ちとなった。






