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【BOM】安部焰が鮮やかな左フックのカウンターKO勝ちで新王者に、藤原乃愛がカナにリベンジ成功で初防衛、羅向がレンタにKO勝ちで新王者、キリョウが初防衛に成功、初参戦の駿太が勝利、与儀竜也と林京平もKO勝ち、キックルールトーナメントで佐野天馬が圧巻のKO勝ち、BANKIもTKO勝ち、宇宙がヒジでTKO勝ち、アキトが飛びヒザ蹴りKO

2026/08/02 15:08

▼第15試合 WBCムエタイ世界ミニフライ級(-47.62kg)タイトルマッチ 3分5R
〇藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム/王者)
判定3-0 ※49-46×2、50-45
×カナ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション/挑戦者)
※藤原が初防衛に成功。



 両者は今年4月にオープンフィンガーグローブマッチで対戦し、17連勝中だった藤原をカナが僅差ながらも判定で破る大金星を上げた。今回は藤原が保持するWBCムエタイ世界王座を懸け、通常のボクシンググローブでの再戦となる。


 藤原はジュニアキック時代から50戦以上のキャリアを重ね、2021年5月にプロデビュー。相手を圧倒する前蹴りで連勝を重ね、プロ6戦目でAyakaに勝利し、高校3年生にしてミネルヴァ ピン級タイトルを獲得。2023年3月に撫子との初防衛戦で敗れ、続く5月のムエロークでは女子ムエタイ界トップの一角、モンクットペットに判定負けを喫して以降は、タイを主戦場に。


 2024年6月にはタイ・カラレスタジアムで行われたFairtex Fight47kgタイトルを獲得。9月の『RAJADAMNERN KNOCK OUT』でも完勝、『BOM』『RWS JAPAN』『RWS』『ムエローク』で勝ち進み、2025年8月の『RWS』でシャダー・サイヤーンムエタイにTKO勝ちすると、10月の『BOM』でWBCムエタイ世界王座を獲得した。2月にONE FFに初参戦すると、初のオープンフィンガーグローブムエタイでカティに圧勝し、17連勝を飾ったがカナに敗れ連勝はストップ。5月の再起戦でチョン・アヨンに判定勝ちした。


 カナはアマチュアで5つのタイトルを獲得し、2022年12月、タイでのプロデビュー戦でIMSA初代ピン級王座を獲得。2戦目でミネルヴァ認定ピン級王者の撫子、4戦目でJ-GIRLS&WMC日本の2冠王MIREYを破るという快進撃を続け、2024年3月にはタイの『RWS』に初参戦で勝利を得た。2024年7月、パヤーフォンに挑むも初黒星。


 高校卒業後の2025年4月、韓国での再起戦を5R判定で勝利で飾ると、6月にはラジャダムナンスタジアム『FAIRTEX FIGHT』で初回KO勝ち。8月、2度目の『RWS』に挑んだがペットサイパーンに判定で敗れ、10月にペットサイパーンとのダイレクトリマッチに臨んだがドローとなった。3月には福岡の『KPKB』にて、初のキックボクシングルールでKPKBインターナショナル女子ミニマム級(48kg)王座を獲得。4月に藤原に判定勝ちした。


 1R、じりじりと前に出るカナがワンツーの連打、藤原は左ミドルを蹴る。ハイキックを放ってカナをけん制する藤原。カナのワンツー連打に藤原はバランスを崩すが、再び左ミドルを蹴っていく。カナのワンツー連打に付き合わず、左右のミドルを蹴る藤原。カナが入って来るところを蹴りで迎え撃つ。組んだカナは押しヒザ(ヤッサイ)。藤原は自分から組んでいき、ヒザを蹴ると自分のヒザでカナが蹴り返してくるヒザを止めた。


 2R、藤原が前へ出て左右ミドルの連打、カナは左縦ヒジを狙う。藤原の右ミドルにすぐカナも右ミドルを蹴り返してワンツー。カナが組み付くとヒザでカナの動きを制し、ヒザを連打する藤原。さらにカナの蹴り足をキャッチして押し倒す。藤原はミドルを蹴り、首相撲からのヒザを連打。


 組んでのヒザの蹴り合いは互いに退かない。カナが右ミドルを蹴るとキャッチする藤原は、離れると得意の顔面前蹴りをヒットさせる。すぐに組んでヒザを連打。劣勢に見えた藤原だが、流れをひっくり返した。


 3R、藤原は右ミドルから左ミドルの連打、カナが右ミドルを蹴り返してくるとキャッチして崩す。カナは右ヒジを打つが、藤原がまたも左ミドルを連打する。まるでミットを蹴るように左ミドルを連打する藤原。そして首相撲からのヒザ蹴りで藤原が蹴り数で優位に立つ。


 ギアを上げた藤原が左右ミドル、ワンツー。カナもワンツーを返すが、藤原にミドルで先手を取られる。カナが入るところに左ミドルを合わせる藤原は前蹴りを混ぜる。そして前に出て組み、ヒザを連打する藤原。もう一度顔面前蹴りを放つ藤原。カナは組みに行くが藤原が左ミドルを連打。運動量で完全に藤原が上回った。


 4R、左右ミドルを蹴って前に出る藤原を右ストレートで迎え撃つカナ。藤原は左ミドル、カナは右ミドル。藤原が右ミドルを当てて組んでのヒザ。藤原が右ミドルを当て、カナが左ミドルを蹴ると藤原はキャッチしてコカす。藤原のハイペースに付き合ってしまったためか、カナの動きが落ちてきた。


 カナは組み際にヒジを打つが藤原はしっかりガードしてから組み付き、ヒザを蹴る。そして右ミドル。またも顔面前蹴りでカナをのけ反らす藤原。前へ出ようとするカナに左ミドルを当てていった。このラウンドも藤原か。


 最終5R、藤原は左右の足を上げ下げしてけん制、カナが入ってくるところを左ミドルで蹴る。出会い頭には顔面前蹴りでカナをのけ反らせる。カナも前に出てワンツーから組み付く。藤原はヒザで動きを制してヒザを蹴らせない。カナは組み際のヒジを狙うが、藤原はガード。


 足を上げてフェイントをかける藤原は、カナの右フックに左ミドル。左右ミドルと前蹴り、カナが入ってくると組んで動きを止める。カナのバックハンドブローはかわす藤原。カナはパンチで前へ出るが、藤原はリングを大きく回り込んで完全に流す。前蹴りも使ってカナに攻めさせず、最後はキャリアの差を見せた。


 判定は3-0で藤原が勝利。失ったのは1ポイントのみで、ジャッジ1名は50-45を付ける完勝となった。

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