撮影/安村発
RISE 200
2026年7月12日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合)ISKAユニファイドルール世界バンタム級(-55kg)王座決定戦 3分5R
〇花岡 竜(橋本道場/第3代RISEスーパーフライ級王者)
判定3-0 ※47-46×2、48-45
×ジラリー・キャルービー(フランス/CARCHARIAS GYM/ISKAフリースタイル世界フェザー級王者)
※花岡が新王座に就く。

花岡は“平成最後の怪物”と称され2022年からRISEに参戦し滉大、政所仁を相手に勝利。2024年3月の『RISE ELDORADO』ではRISE×K-1対抗戦に抜擢され、Krush王者の池田幸司から3Rにダウンを奪い完勝している。12月に「第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦」に臨み、政所仁を破って王座に就いた。2025年12月、バンタム級で鈴木真彦を破ると王座を返上してバンタム級に転向した。戦績は27勝(9KO)3敗1分。
キャルービーはアマチュアムエタイのIFMA世界大会で銀メダル、ヨーロッパ大会でも銀メダルを獲得。幼少期にアルジェリアからフランスに移住し、アマチュアボクシングでも8戦無敗。レミー・パラと同門。2024年3月に初来日し、孔稀の兄・一貴とISKAオリエンタルルール世界フライ級タイトルマッチで対戦したが判定負け。2025年8月の再来日でも大﨑孔稀に敗れたが、2026年2月に13戦無敗だった中嶋愛樹斗に初黒星を付けた。177㎝の長身。戦績は17勝(6KO)4敗のサウスポー。
1R、花岡は左カーフと右ローを蹴り、キャルービーがパンチを出してくるとそこへワンツー、右フックを合わせに行く。距離が詰まると鋭いヒザもボディへ。キャルービーの左ミドルを受けての左ロー、ワンツー。オープンスコアは10-9×2で花岡、10-9でキャルービー。
2R、花岡はジャブ、キャルービーは左ロー。花岡が入ってきたところに左フックを合わせるキャルービー。距離を詰める花岡は前蹴りからヒザ、キャルービーもヒザを突き上げる。花岡は左ローをリターン。花岡がローを蹴ろうとしたか下を向いた時にキャルービーが左ヒザを突き上げ、花岡がまさかのダウン。
立ち上がった花岡は左カーフを連打。キャルービーは蹴られないように前蹴りを多用。キャルービーは左ストレートとヒザを狙うが、花岡に左カーフを蹴られて大きな反応を見せる。下がりながらスイッチもするキャルービー。ガードを固めて待ちの姿勢となるキャルービーは、左のカウンターを狙う。
3R、ジャブと前蹴り、左ミドルハイのキャルービーに花岡は右ボディストレート、左カーフ。花岡がワンツーに行くと届かないが、キャルービーは左ストレートを突き刺す。左カーフを狙い撃ちにする花岡は、キャルービーが左ヒザを突き上げてきたところで左フックを合わせ、ダウンを奪い返す。その左カーフに左ストレートのカウンターを狙うキャルービー。左ストレートのカウンターを徹底的に狙ってくるキャルービーに、花岡は打ってスウェーでかわす。
4R、花岡は右ミドルからの右フック、キャルービーは左ストレートのカウンターと右フックを狙い、花岡は前蹴りと左フック、左カーフ。キャルービーの左ストレートをかわして右を打つ花岡。サウスポーになると左ミドル、左ロー。キャルービーの左ストレートをかわしての左フック、ヒザ、右ボディ。右ボディからの左フック、前蹴りからのヒザにキャルービーは身体を丸める。
5R、キャルービーのジャブに右ハイを合わせる花岡。キャルービーが前に出てくるとサウスポーからの左ストレート、左ミドル。キャルービーもジャブを当ててくる。キャルービーのワンツーには飛び込んでのヒザ、ジャブから左ロー。キャルービーも負けじと左ボディを打って来る。花岡の左ボディからの右フック、右ボディにも左ストレート、ヒザ蹴りを返してくるキャルービー。バックハンドブローも花岡をかすめる。花岡のヒザで下がるキャルービーに花岡は打ちに行くが、キャルービーも打ち返す。
判定は3-0で花岡が勝利。キャルービーは“えっ?”という驚きの表情を浮かべたが、最大で3ポイント差がつく勝利だった。世界ベルトを巻いた花岡には、第6代RISEバンタム級&初代世界フェザー級王者の那須川天心から勝利者賞が贈られた。
花岡は「本当にすいません。メインイベントでばっちりKOしてってつもりだったんですけれど、めちゃくいちゃいい飛びヒザをもらっちゃって久しぶりにダウンしましたね。僕はけっこう言う方なので口だけになってしまうので、もっと強くなって帰ってきます」と反省のマイクだった。





