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【UFC】堀口恭司をTKOしたマネル・ケイプ「グラウンドになった時、俺は堀口に好きなように動かせていた」×堀口「ダメージが少なくて済んだ」

2026/06/22 15:06

すぐパッて落ちちゃうから、逆にダメージが少なくて済む(堀口)

 自身のYouTubeで堀口はこのカウンターを、「1発当たっちゃったなって感じだね。ケイプが得意のスリップしてストレート打った。それが得意でカウンターでもらっちゃったなっていう感じ」と振り返る。

 足が泳いだ堀口に、すぐに右の追い打ちで覆いかぶさるケイプ。ダウンして四つん這いの亀になった堀口にサイドバックからケイプは左脇下からアッパー連打。頭をガードする堀口に、さらに右の鉄槌を上から落として、右の脇下からアッパー。この一撃で堀口が頭からマットに崩れ、レフェリーが間に入った。

 このフィニッシュについて堀口は、「ダメージが溜まらずに済んだ」という。

「俺あんま打たれ強くないじゃん。だからそのなんて言うのかな……すぐパッて落ちちゃうから、逆にダメージが少なくて済むっていうか。いっぱい耐えられる人はガンガンそれでも食らっちゃう。それでより一層ダメージが蓄積しちゃう。良いのか悪いのかね」と、今回のTKO負けは、記憶もはっきりしていると語った。

 5R戦でしっかり大事な序盤を取っていた堀口。APEXのオクタゴンで、試合前から中盤以降の勝負を語っていたケイプ。それを遂行した準備とスタミナ、戦略が前戦から8年半を経て、ラスベガスの住人となった32歳のケイプにはついていた。

「あの時は若すぎた。自分は荒削りで、怖いもの知らずだった。とてもワイルドだったから。今回はペースを落として、もっと賢く戦わなければならなかった。時間は人に知恵を与えてくれるんだ」というケイプ。

「恭司のやることはすべて見えていた。そのスタイルをよく知っている。彼の武器も、何が得意で何が苦手かも分かっていた。彼はすえてにおいて非常に優れているけど、僕にはすごくいいものがあるんだ、力だよ。彼よりも僕の方が力がある」

 UFCフライ級史上最多の6つのノックアウトを記録した“スターボーイ”は、ケージの中で「俺が今の自分になれたのは、彼(堀口)と戦ったからだ。2017年の頃、俺は彼のようになりたいと憧れていた。そして今、俺がこのポジションにいるからこそ、日本のみんなに『アリガトウゴザイマシタ』と伝えたい」と日本でのキャリアへの感謝を語り、「みんな日本に行きたがってるけど、もし日本に行きたいなら、俺という“ブラック・ジャパニーズ”を連れて行かなきゃならない」とUFC日本大会での再会をアピールした。

 一方の堀口も、下を向いてはいない。

「俺は、前を向いてるんで。俺に残された時間も少ないから、だからベルトを目指して一直線で行きたいなって感じかな。またやり返すんで見ててください。本当にね、くよくよして後ろを向いてもしょうがない。やることやって前を見て『侍魂』で突き進むだけなんで、よろしくお願いします」と、再起を誓っている。

 勝者は、今後について、「少し休むよ。娘に会えていないんだ。だって僕はこの戦いに集中したくて(同じラスベガスにいる)家族と離れてアパートにいたから。この合宿をすごく真剣に受け止めてきた。コーチたちと二人きりで、今起きていることすべてに集中してきた」と、その強さをよく知る堀口との試合に全集中していたこと、今後は王座挑戦のときを待つと語る。

 そして試合後のU-NEXTのインタビューでは、「恭司はほかの選手を全員倒して、ここに戻って来ることは分かっている。日本初のチャンピオンを目指して戦っていることも分かっている。でも彼の前に僕がタイトルを獲らなきゃいけない。恭司とは僕の防衛戦で会うだろう。その試合は日本で行われなければならない。東京ドームかさいたまスーパーアリーナで」と、盟友にエールも贈った。

 実質的に次期王座挑戦権をかけて戦ったライバルの2人。マネル・ケイプの試合後の会見での一問一答全文は、以下の通りだ。

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