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2026年6月20日(日本時間21日)、米国ネバダ州ラスベガスのMeta APEXにて『UFC Fight Night: Kape vs.Horiguchi 2』(U-NEXT/UFC Fight Pass配信)が開催された。
メインイベントはフライ級の5分5Rで、同級2位のマネル・ケイプ(アンゴラ/ポルトガル)と、5位の堀口恭司(日本)が対戦。両者は2017年大晦日RIZIN以来、8年半ぶりに当時のバンタム級からフライ級に、リングからケージに舞台を変えて再戦に臨んだ。
勝者は同級1位のアレシャンドレ・ パントージャと並び、王者ジョシュア・ヴァンへの次期挑戦者候補となる試合。約1000人収容のAPEXの会場ではヴァンも見守るなか、ケイプは前日計量時より、身体を戻してきていた。
通常のオクタゴンより直径が5フィート(約1.52m)小さく、面積が約30%(約3分の1)小さいAPEXのオクタゴン。足を使う選手にとっては、ケージに詰まりやすく(詰めやすく)、間合いを取るためには、マットのグリップのコンディションも気になるなか、ケイプは試合前にオクタゴンのマットに水を撒いていた。
恭司がエネルギーを消耗して疲れることは分かっていた
1Rからサウスポー構えを取ったケイプは、じりじりと詰める慎重な出だし。オーソの堀口もいつもよりステップは控えめ。対サウスポーとしてインローと右ミドルを効果的に当てていった。蹴り足を掴むケイプ。堀口はスイッチしたケイプの左前足にシングルレッグでテイクダウン、ケイプはギロチンも狙いながら後方に回してガードに入れてブザーが鳴った。初回は2者が堀口を10-9で支持し、1者が10-9でケイプを支持していた。
Everything on the line 💥@ManelKape vs @Kyoji1012
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2Rは、明確に堀口のラウンドに。堀口は右ミドルから左フックを当て、ケイプの足を止めると、ケイプのインローを掴んで左フックをヒット、そのままテイクダウンに成功する。堀口はケイプの右足を超える形でハーフガードでトップキープに成功。左足でケイプの右手を押さえてパンチを落としている。
ラウンドをしっかり獲ったが、ケイプもスクランブルをせずに背中を着いて大きなダメージを負わないディフェンスに終始。この攻防で力を使ったのはどちらか。
インターバル。トップにいた堀口だが、コーナーで肩で息をしながら呼吸を整える。ことのきケイプは、落とした2Rは力を温存していたという。
試合後の会見で、「グラウンドになった時、僕は彼に好きなように動かせていたんだ。なぜなら、彼がいずれ疲れると分かっていたから。みんなにも言ったよね。彼は3Rを超えたことがないんだ(※Bellatorで5Rを経験)。日本の試合は3Rまでしかなくて、5Rまではやらないからね。だからグラウンドになった時も、僕は落ち着いていた。エルボーをいくつか入れようと自分の動きをしていたよ。でも、彼がたくさんエネルギーを消耗して疲れることは分かっていた。彼の肩はパンパンになるってね」と振り返る。
3ラウンド前に陣営のエリック・ニックシックから「左(前手)フックに警戒しろ」と注意を受けていたケイプ。一方の堀口コーナーのマイク・ブラウンは、「ここからは右から入れ」と相手が左フックを読んでくると伝えていた。
ケイプは「僕は大人だ。無鉄砲でも恐れを知らないわけでもない。かつてのように戦略もなく、何も持たずにただ突き進むだけの若者じゃない。試合が上手くいかない時“どう立て直すか”を知っている。自分が何をすればいいか、今の自分がどれほど強いかを自信を持って示すことができる」と、序盤を取られながらも“我慢”の展開のなかで、5R通して取り戻す自信も持ち併せていた。
サウスポーからオーソに戻した時、彼は俺の動きが見えなくなっていた
3R、ラウンドを取り返しにきたケイプ。堀口の右の跳び込みをかわしたケイプは、突き放して長い左から入って右。近づいてきたところでかわして組む堀口だが、前のめりになっているケイプだが、それを突き放す。これまで組めていた堀口をケイプが切った入りだった。
さらに追うケイプは、堀口の左フックをかわして詰めるが、堀口も下がりながら近距離で右フックをかすめると、ケイプは連打。これもさばいた堀口は左で差して組み。そのままケージに詰めて左ハイをガードさせて、足を着地させてそのまま左を振っている。
中央に押し戻すケイプ。堀口の右をかわすが、詰めたところに堀口は左。さらに左から右のワンツーを歩きながらさらに左から右を当てて反対側のケージまで押し込んでいる。
Letting 'em FLY 💨
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この攻防後、互いにさらに間合いが近くなり、両者の足が止まる。陣営から「蹴るな」と言われていた左インローでスリップしたケイプ。実はここでケイプは左足を痛めていた。
「蹴りをチェックされただけだよ。インサイドキックを蹴ったんだ。頭の中でデジャブが起きたよ。コーチに『インサイドキックは絶対に蹴るな、足を骨折する可能性があるから』って言われてたからね。それが起きた時、痛みを感じて“うわっ”てなった」
いったんケージまで下がりながら回復させて、それでももう一度左インローを当てたケイプ。ここでケイプはオーソにスイッチする。堀口の右カーフを警戒して、この日開始からサウスポー構えだったケイプは、序盤を取られている勝負のラウンドで、強打を持つ右を奥手にした。
ケイプはその瞬間を「諦めずに時間をかけて、サウスポーで戦い、そしてオーソドックス構えになった時に自分のパワーをぶつけるんだ」と考えていたことを明かす。
「前回俺たちが戦った時、俺はずっとオーソドックス構えだった。だから今回はサウスポーで長い時間戦ったんだ。そしてオーソドックスに戻した時、彼は俺の動きが見えなくなった。俺がずっと言ってきたのはそういうことだ。“俺の動きは誰にも読めないってね」
いつものリズムを取りながらの打撃が、近い間合いでの連打の交換になっていた堀口。左を突くと、ケイプは右に頭を傾けてかわし、続く右もそのままダッキング。そこに堀口は得意の左フックを振る。右から頭を傾けて左を振って外に抜ける動きは、堀口の得意な動きだ。しかし、足を止めての打ち合いの形となり、ケイプはその内側を前手の右のショートをコンパクトに打ち抜いた。
ダックしてすぐに身体を戻して打ったケイプの体幹の強さ。堀口の左より先に右はアゴを打ち抜いた。









