MMA
レポート

【RIZIN】扇久保博正vs.神龍誠、フライ級・元谷友貴vs.ララミー、ヘビー級GP査定試合の貴賢神が1.2kg超過も酒井リョウがキャッチ戦了承、ベイノアの相手芳賀も100gもオーバー、矢地祐介がISAOの組みを凌ぎ判定勝ち、冨澤大智が加藤瑠偉をヒジTKO、直樹が黒井海成の腕十字を凌いでヒザTKO、井上聖矢が組む赤田功輝を3R KO=速報中

2026/06/06 13:06

TBJの井上聖矢ががんの父に贈るKO勝ち、組む赤田功輝を左フックで沈める

▼バンタム級 5分3R
×赤田功輝(KTT)60.95kg
[3R 2分08秒 TKO]

〇井上聖矢(THE BLACKBELT JAPAN)60.90kg

 赤田は、20歳よりキックボクシングを始める。20年、Krushでのデビュー戦以来、得意の左で2連続KO勝利を挙げハードパンチャーとして注目を集めると、22年8月に松本和樹にKOで、10月に南雲大輝に判定で勝利。Krushでは4勝(3KO) 2敗、K-1 WORLD GP 2021 JAPANでは北村夏輝と引き分けの戦績を残す。24年4月、皇治プロデュースのNARIAGARIに参戦、ライト級(-65kg)トーナメント1回戦で良太に判定負け。

 その後は平本蓮の朝倉未来戦に向けたスパーリングパートナーを務める。11月、平本のプロデュース選手としてDEEPアマチュアSルールでMMAデビュー。鳥次亜瑠に左フックを効かせ最後はパウンドで1R1分42秒TKO勝利を収めた。RIZINデビュー戦となった大晦日の雷神番外地で五明宏人を相手に接戦、最終Rには右でダウンを奪うもスプリット判定負け。25年3月にはMMA44戦のベテラン魚井フルスイングと対戦。1Rにダウンを喫し、接戦の末にスプリット判定負け、RIZIN2連敗に。

 その後、平本蓮と袂を分かつと、7月のBreaking Down16にライト級(70kg)キックルールで参戦し、西谷大成を相手に2R KO勝利を挙げた。同月、ダウトベックの負傷欠場を受け、秋元強真の対戦相手に名乗り出て、超RIZIN.4に68.0kg契約で緊急参戦を果たす。しかし1R 秋元にリアネイキッドチョークを極められ一本負け。9月、Breaking Downライト級王者・細川一颯と対戦すると、延長RでKO負けを喫した。再起戦を地元の東北で迎える今回、MMA2戦目の井上をKOに下し、RIZINの舞台でMacファイターとして勝ち進むための第一歩を踏み出すか。

 井上は、弟の舜矢とともに井上兄弟として地元・熊本県のキックボクシング団体RUSH ONを主戦場に九州で活躍。10歳から15歳まで、先に極真空手を始めた弟に喧嘩で負けないようにと自分も習い始め、中学1年の時にJKJO全日本ジュニア空手道選手権大会出場。16歳からは「殴り合いが楽しそうだから」と、キックボクシングを始める。23年10月、福岡で開催のKPKBにてプロデビュー戦をKO勝利したが、2戦目では判定により初黒星を喫した。24年、次世代スター発掘育成プロジェクト「KNOCKOUT FIGHTER」オーディションを突破し、兄弟揃って五味隆典のチームに参加した。24年11月、RUSH ONフェザー級トーナメント参戦。上村玲音に1R KO勝利を収めると、25年2月の決勝でNAOYUKIを2R KOし、初代王者に輝いた。

 25年5月、韓国大会の第1試合でRIZINデビュー。試合は62.0kg契約キックボクシングルールで、カン・ボムジュン相手に3R判定勝利。9月には宮崎の地下格闘技大会でBreakingDownに出場している三河拳士とエキシビションマッチ、12月に地元熊本で、MMA転向前の最後のキックボクシングルールマッチとして、弟の舜矢とエキシビションマッチを行った。

 MMA転向にあたってはTHE BLACKBELT JAPANに所属し、UFCフライ級鶴屋怜らと研鑽を積んでいる。26年4月、地元九州で開催されたRIZINでプロMMAデビューを果たすも、同じキックをバックボーンとする対戦相手の宮川日向とは打撃戦とはいかず、TRIBEで練習する宮川に再三テイクダウンを許し判定負け。MMAの洗礼を受けた。そしておよそ2カ月で早々に再起戦のチャンスを手にした。再びストライカー対決となる今回、赤田との試合で、前回の課題を克服して、MMA初勝利を手にできるか。

 1R、サウスポー構えの赤田はいきなり組みも、切るオーソの井上は右回り。右前蹴りを見せる井上に、赤田はスイッチ、ニータップから組み。赤田はシングルレッグで引き出そうとするがケージ際に戻る井上は左小手。ブレーク。

 右から左の赤田に右ミドルを突く井上。赤田は左突いて組むがケージ背に左小手の井上は右で手首を掴んでクラッチさせず。ここもブレーク。

 右から左の井上にダブルレッグテイクダウンの赤田。井上は立ち上がり。赤田は右を振って右に頭を出して押し込み。頭を下げさせる井上。ハイクロッチの赤田は引き出せず。離れ際に左フック。井上も右の蹴りでゴング。組みの赤田に打撃の井上の構図の初回。

 2R、右のミドルの井上、赤田のローシングルを切るが、赤田は詰めてケージまでドライブ。左で差してクラッチし、細かい右ヒザ。ブレーク。

 左インローの赤田。組みに行く。井上は右で差し上げ赤田はシングルレッグでも足を着く井上。左足を引き出した赤田に回ってケージ背にする井上。ブレーク。

 スタンド、左フックを喉もとに当てた赤田に、井上も右から左フック。その距離を潰した赤田はなおも組みに。シングルレッグへ。その頭にヒジを落とす井上。ブr-ク。

 赤田の詰めに右から左、さらに右ヒザ! もう一度テンカオに下がった赤田だが強引に組んで押し込みゴング。井上は右目上が少しカット。

 3R、赤田のダブルレッグを切った井上は、赤田の左をかわして左フック、さらにワンツースリーフォーとまとめて最後の5発目の左フックでKO勝ち!

 井上は「赤田くん、MMA甘くないから、アマチュア修斗からやり直した方がいいよ。これは冗談で。去年のクリスマスに父に末期ガンがみつかり、自分も苦しいなかでMMAを始めて5カ月。キックからMMAに転向して甘くないよ、と言われてましたが、頑張ったら報われるんで、お父さんも頑張って乗り越えてください。これからバンタム級は井上聖矢がかき回します」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.344
2026年5月22日発売
日本人初のUFC世界王座獲得を目指した平良の挑戦を追う。ロッタン撃破で引退の武尊特集、悲願のRIZIN王座戴冠のグスタボ、扇久保博正、鶴屋怜も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント