18歳、7戦目にしてS1世界王座に就いた庄司兄弟の弟・翔依斗(C)拳之会
NJKF拳之会主催興行26th~ NJKF2026 west 2nd ~
2026年4月26日(日)岡山コンベンションセンター・コンベンションホール
▼メインイベント S1世界ミニマム級(47.62kg)王座決定戦 3分5R ※ヒジあり
○庄司翔依斗(NJKF拳之会/NJKFフライ級7位)
判定3-0 ※50-45×3
×ポムリキット・ゲッソンリット(Kiatsongrit/S1世界同級2位)
※庄司が王座獲得。

26度目の拳之会主催興行となる今回は、同ジムの新世代・庄司理玖斗・翔依斗の兄弟がWメインを務める予定だったが、兄・理玖斗のS1JAPANフェザー級タイトルマッチが挑戦者・森田陸斗の負傷により6月の大阪大会にスライド。弟・翔依斗のS1世界ミニマム級王座決定戦が単独メインとして行われた。
昨年3月にプロデビューしたNJKFフライ級7位の庄司翔依斗は18歳で、ここまで6戦6勝(2KO)と負けなし。プロ7戦目にして初のメインで初の国際戦、そして初のタイトルマッチだ。
対戦相手はS1世界同級2位でラオス出身のポムリキット・ゲッソンリット。戦績は15戦10勝3敗2分けのサウスポーで、14歳という年齢を考えれば168cmは長身。162cmの庄司より6cm高い。

1R、庄司は開始早々からパンチとローで前進し、前蹴りも繰り出す。ポムリキットはミドルなどで応戦するも受けに回った感は否めず、後半には庄司がロープに詰めてラッシュも仕掛ける。このラウンドのジャッジ採点は三者とも10-9で庄司。
2R、ここでも前に出る庄司は右ローを当てながら、右ストレートをヒット。バックキック、バックブローなど回転系の技も出していく。ポムリキットはやはりペースを掴めず、後半には庄司の右ローで左足が少し効いた様子を見せる。庄司は終盤、バックブローをヒットし、バックヒジも見せる。このラウンドも三者とも10-9で庄司。

3R、劣勢のポムリキットはミドルの手数を増やし、組みに出てくるが、庄司は優位には組ませない。態勢が崩れたところから庄司は右ストレートをヒットし、ローも連打。さらに右ストレートから右ボディストレートへのつなぎも見せる。ロープ際で組んだ場面ではポムリキットはヒジも見せるが、挽回には至らず。このラウンドも三者とも10-9で庄司。
4R、やや動きが悪くなったポムリキットに対し、なおも前進して積極的に仕掛けていく庄司。右ストレート、ローを当て、バックキックも見せる。ポムリキットも返してはいくが挽回の糸口は掴めず、このラウンドも三者とも10-9で庄司。
最終5Rも庄司は前進。バックブロー、右ストレートを繰り出す。後半にはスーパーマンパンチもヒットさせ、ヒジにつなぐ。終了間際にはラッシュも。

判定は三者とも50-45のフルマークで庄司。終始優勢に攻め続けてポムリキットを下し、自身初のタイトルを獲得、そして拳之会としては国崇以来2に目の世界王者の誕生となった。ベルトを巻いてマイクを持った庄司は、2週間前の練習で左目の上をカットし、5針縫って臨んでいたことを明かしつつ、「この世界王者という称号に恥じないように、最終的な目標である世界最強に向け、しっかり頑張っていきたい」と述べた。
試合後の庄司は「世界王者としての実力はまだないので、頑張っていくしかない。相手がタイ人なのでテクニックの攻防には付き合わず、アグレッシブに攻めるという自分の持ち味を全面的に出していこうと思っていた。試合では当てることはできたが、一発で終わる場面が多かったので、もっとつなぎたかった」とコメント。

相手のポムリキットについては「最初は気持ちの弱い選手かなと思ったが、最後は打ち返してきて、気持ちも強かった。あと、スネがメチャクチャ固かった」と評した。「1Rが終わった時点で『いける』とは思ったが、ポイントで勝とうとは思っていなかったので、倒し切れなかったのは自分の未熟さ。メインでやれたのはうれしかったが、試合内容は全然。国崇先生はとんでもない試合をして締めるので、自分の実力不足を痛感した」と振り返った。
「王座を獲れたのはうれしいが、実力はまだまだまだ。ここからは、日本にも自分と同じ世代の実力者がたくさんいるので、WBCムエタイ世界ミニマム級王者の安部焔選手とも機会があれば対戦したい」と語った。
今大会には出場のなかった国崇が「ずば抜けている」と評価するほどの練習量をもって、7戦目にして世界のベルトを巻いた庄司翔依斗。今後の活躍にも期待だ。



