▼メインイベント1(第11試合)Bigbangフライ級王座決定戦 3分3R延長1R
×空龍(ホライズンキックボクシングジム)
判定0-3 ※28-30、27-30、27-29
〇ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)
※颯太朗が新王座に就く。

空龍は22年8月にNKBで吏亜夢に勝利。25年6月のRISEではTEAM TEPPENの水野夢斗に判定で敗れたが、9月のビッグバンフライ級初代王座決定トーナメント準決勝では永野翔空から判定勝ち。対するブラック・シーサー颯太朗はRISEを主戦場に戦い、9月のビッグバンフライ級初代王座決定トーナメント準決勝では元太郎から勝利を収めたばかりだ。

2人はSNSでバチバチのトラッシュトークを展開し、11月のスーパー・ビッグバンのリング上でも舌戦を繰り広げて会場を盛り上げた。初代フライ級王者は、どちらになるのか。

1R、勢いよくパンチで攻め込む颯太朗に空龍は蹴りで対抗。颯太朗が左ボディを打てばヒザ、ワンツーには左ミドル。インファイトしてくる颯太朗を抱え込んでしまう空龍はホールディングで痛いレッドカード(減点1)。そこからはプッシュしての左ミドル、ヒザが決まる。

2R、どんどんインファイトを仕掛けてくる颯太朗に空龍はプッシュしての左ミドルで対抗。颯太朗の左右ボディにはヒザ。前に出て勢いを感じさせる颯太朗だが、攻撃は空龍が当てた印象。

3Rも同様の展開が続いたが、終盤になると疲れが見える空龍。颯太朗がパンチ&ローで攻め続け、空龍が転倒する場面があり印象が悪い。颯太朗が最後まで左右ボディで前へ出ていった。

颯太朗はマイクを持つと「マジ、超最高です。勝ったら言いたいことがあったので。俺は中学校くらいから親に迷惑ばかりかけてすいませんでした。感謝の気持ち伝えたいので言わせてください。いままで育ててくれてありがとうございました。この家族に恵まれてよかったと思います。今日来てるおばあちゃんには長生きしてもらいたいので長生きしてください。今日ベルト取ったけれど一番だとは思ってないので、来年俺が一人ひとり倒していくので期待してください」と、涙で何度も声を詰まらせながら語った。



