ビッグバン・統一への道 其の54
2025年12月21日(日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント3(第13試合)Bigbangスーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇晃貴(team VASILEUS/王者)
TKO 2R 2分50秒 ※セコンドからのタオル投入
×サンチャイ・TEPPENGYM(タイ/TEPPEN GYM/挑戦者)
※晃貴が初防衛に成功。

晃貴は武尊の後輩で、19年1月の第4代Krushバンタム級王座決定戦で萩原秀斗に勝利し、同級王座を獲得。24年12月の大鹿統毅戦で判定勝利後、今年6月の『ビッグバン・統一への道 其の52』では良星から判定勝ちを収めてBigbangスーパーバンタム級新王者に輝いた。
当初は武尊にプロ初黒星を付けた京谷祐希(TEAM TEPPEN)を相手に王座初防衛戦を行う予定だったが、京谷が怪我をして欠場となり、元ラジャダムナンスタジアム認定ミニマム級王者のサンチャイに変更となった。
1R、サンチャイは変則的な蹴りを連発し、下を蹴ってすぐに上を蹴る。晃貴は圧をかけてサンチャイにロープを背負わせ、右カーフと左インローで前足を狙い撃ち、右フックを強打する。サンチャイも右ストレート狙い。
2R、サンチャイは右ローを連打しておいて右ハイ、飛びヒザと上を狙ってくる。晃貴は右カーフと左インローを蹴りながら前へ出ていき、右フックをヒットさせる。晃貴のねじ込むような右ストレートがヒットするとサンチャイは大きくバランスを崩して吹っ飛ぶ。
クリンチが増えるサンチャイはレッドカード(減点1)。コーナーへ追い詰めた晃貴にヒザ蹴りやローで抵抗するが、晃貴の左右フックが襲う。晃貴の右カーフにバランスを崩したサンチャイに、晃貴が右フックからスイッチしての左フックをヒットさせてダウンを奪う。大の字になったサンチャイを見たセコンドがタオルを投入し、晃貴のTKO勝ちとなった。
晃貴はマイクを持つと、急遽相手を務めたサンチャイにお礼を述べ、「初防衛したんですけど、もっと勝って強くなってこのベルトの価値を高めていきます」と宣言した。



