キックボクシング
レポート

【DEEP☆KICK】RISEフライ級王座決定戦を控えた棚澤大空が初防衛に成功、TETSUもダウン奪い初防衛、Ayakaが涙の引退セレモニー

2025/12/17 19:12

▼第6試合 Ayaka 引退エキシビジョンマッチ 2分1R
―Ayaka(健心塾)
判定無し
―百花(魁塾)


 元・ミネルヴァ日本ピン級王者・WBKF世界女子ライトフライ級王者と2本のベルト戴冠歴のあるAyakaが引退を表明。DEEP☆KICK実行委員会ではAyakaの雄姿を称え引退エキシビジョンマッチの開催を決定、対戦相手として名乗りを上げたのはDEEP☆KICK QUEEN -46kg1位であり互いに仲のいい相手と話す百花が務めた。


 エキシビジョン前の映像でも百花は「バチバチに打ち合いましょう」と語っていたが、試合はエキシビジョンとは思えない威力のあるローにパンチが交差していく。時折、Ayaka・百花共に笑顔を見せるも互いにヒットを奪い合う打ち合いは最後まで続いていき試合終了、最後は疲れた表情を見せるAyakaを百花が抱きしめた。


 試合後、百花は「Ayaka、現役生活お疲れ様でした。同じ選手として引退というのも悩んで決めたことやと思うから、寂しいけど、これからのAyakaの新しい人生を応援してます。Ayakaらしく、天真爛漫に可愛い笑顔でこれからも頑張ってください」とエールを送った。


 その後、引退セレモニーが開かれ記念動画が流されると、DEEP☆KICK実行委員長・林裕人から記念パネルの贈呈を始め各代表・スポンサー・関係者から続々と記念品・花束が贈られた。その後、Ayakaはマイクを握り各関係者に感謝を述べると「百花選手とは同じ階級だったんですが、(私が)大きくなってしまって本当にすいませんでした(笑)」と百花に伝え、「私は世界王者を目標に14年間格闘技を続けてきました、その中で怪我や苦しい時は何度も辞めたいと思いましたが、そのたびに父から「やるからには最後までやり切れ」と活を入れられ、母や妹たちにも支えられ、ここまでこれました。強くなかった私が日本タイトルを取り世界ベルトが獲れたのは自分1人の力ではなく、皆さまのおかげです。この場を借りてもう1度、ありがとうございました。


 最後に、応援してくれた皆さま、支えてくださったスポンサー方、今までに戦ってくれた選手たち、一緒に練習した仲間たち、指導してくださった会長・先輩、本当にありがとうございました、最後まで締まらなかったんですが、キックボクサーのAyakaを応援して頂きありがとうございました」と涙に詰まりながらも感謝を伝えきった。


 そして引退の10カウントゴングを聞いたAyakaは涙を堪えながらも胸を張ってリングを後にした。最終プロ戦績は13勝(2KO)8敗。

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