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【ONE】王者アンドラージvs.挑戦者バータルフーのバンタム級王座戦、アリーフがオンダッシュからダウン奪う判定勝ちでプラジャンチャイに挑戦へ、ジエゴ・ヘイスが米倉大貴に判定勝ちでフライ級SUB世界王者に、ペッディージャーがTKO圧勝、ジャイルズがマルセリーニョに一本勝ち、ホルミルザエフが6連勝! 鈴木真治が判定負け=速報中

2025/12/06 11:12

▼第2試合 67.76kg契約 ムエタイ 3分3R
〇ドミトリー・コフトゥン(タジキスタン/ロシア)
[判定3-0]
×鈴木真治(フジマキックムエタイジム)
鈴木が67.76kgでバンタム級リミットの65.8kgをオーバーしたため67.76kg契約となり、鈴木はファイトマネーの20%を対戦相手に渡す。





 鈴木は2005年に藤原ジムからプロデビューし、40戦以上のキャリアを持つ大ベテラン選手。様々な団体に出場してトップ選手と拳を交え、2018年11月に開催されたシュートボクシング世界トーナメントS-cupでは決勝進出を果たしている(決勝は棄権)。ヒジ打ちやローキックを駆使する粘り強いファイトが持ち味。



 2022年から2023年4月にかけて行われた「ROAD TO ONE ムエタイ」ウェルター級トーナメントで優勝。2023年9月の『ONE Friday Fights 32』でスーブラックに2R、左アッパーでKO負けを喫したが、2024年3月の『ONE 169』でハン・ズーハオに左フックでダウンを奪い判定勝ちした。2025年2月には隻腕ファイターのジェイク・ピーコックにTKO負け



 当初、鈴木はリアム・ハリソン(英国)とのONEキックボクシングルールでのベテラン対決が決まっていたが、ハリソンが負傷欠場。代わってノンタチャイ・ジットムアンノン(タイ)とONEバンタム級(-65.8kg)ムエタイ3分3Rで対戦することが11月27日に発表されたが、ノンタチャイも体調不良のため欠場することに。



 さらに代わって、ドミトリー・コフトゥンが鈴木とバンタム級ムエタイ3分3Rで対戦することとなった。



 コフトゥンは幼い頃からスポーツや武術に取り組み、極真空手では緑帯を取得。14歳でムエタイを始め、16歳でプロデビュー。2024年8月、ONEに参戦するとフェラーリ・フェアテックスに判定勝ち。2戦目ではノンタチャイ・ジットムアンノンにKOで敗れるが、スーブラック・トー・プラン49、ソー・リン・ウーに連勝。2025年9月、ランキング入りを懸けてバンタム級4位だったランボーレックに挑んだが、TKOで敗れた



 両者とも再浮上を目指し、2026年へ向けて勢いをつけるための勝利を狙う。



 1R、サウスポーのコフトゥンが前蹴り、ジャブ。鈴木は右インロー。コフトゥンのジャブに鈴木は左フックを合わせにいき、右ローを蹴って左ローにつなぐ。コフトゥンは左ストレートからそのまま左ヒジ。さらに組んでのヒザ。鈴木は左ローを狙い撃ちにし、右インローも蹴る。



 コフトゥンは左ヒジ。鈴木の左カーフと右インカーフがいい形で決まるが、コフトゥンは左ストレート、左ヒジをしっかり当てに来る。コフトゥンの右フックに右フックを返した鈴木だが、コフトゥンの前蹴りで大きく下がらされた。



 2R、鈴木のワンツーに左ヒジを返すコフトゥンは、左ボディを打ってまた左ヒジ。コフトゥンの左フックに鈴木が右フックを返してのけ反らせる。前に出る鈴木は左カーフ、右インカーフを蹴り、コフトゥンは下がってジャブと左ロー。



 鈴木が前に出ると下がり、前に出ると一気に攻めるコフトゥン。鈴木はアイポークを受けて試合が中断。再開後、鈴木の左ローに左ストレートを合わせるコフトゥン。



 3R、コフトゥンは左ミドル連打から右フック、鈴木が右ボディを返そうとするとコフトゥンはバックステップでかわす。ワンツーと左ロー、右インローで前に出る鈴木をジャブで迎え撃つコフトゥン。鈴木は前に出るにはコフトゥンの前手の動きが邪魔だ。さらに左ヒジを打つコフトゥン。ローを蹴っていく鈴木にコフトゥンはジャブ、左ストレート。鈴木も左右フックで勝負に出たが試合終了。



 判定3-0でコフトゥンの完勝となった。

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