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レポート

【ONE】王者アンドラージvs.挑戦者バータルフーのバンタム級王座戦、アリーフがオンダッシュからダウン奪う判定勝ちでプラジャンチャイに挑戦へ、ジエゴ・ヘイスが米倉大貴に判定勝ちでフライ級SUB世界王者に、ペッディージャーがTKO圧勝、ジャイルズがマルセリーニョに一本勝ち、ホルミルザエフが6連勝! 鈴木真治が判定負け=速報中

2025/12/06 11:12

▼第7試合 56.97kg契約 ムエタイ 3分3R
〇アリーフ・ソー・デチャパン(タイ/マレーシア/Sor Dechapan)
[判定3-0]

×ラマダン・オンダッシュ(レバノン/Tiger Muay Thai)※体重超過
※オンダッシュは56.97kgでストロー級のリミット56.7kgをオーバー。56.97kg契約となり、オンダッシュはファイトマネーの30%を対戦相手に渡す。



 アリーフは2023年4月のONE Friday Fightsから参戦し、4連勝(2KO)を飾ったが2024年4月にジャン・ペイメンに判定負け。続く7月のエリス・バルボーサ戦も判定2-1で敗れたが、8月にマフディーの兄ザカリア・ジャマリをKOして再起した。11月にはボルター・ゴンサルベスに判定勝ち、2025年2月にシャミル・アドコフを初回TKO、6月にマフディー・ジャマリに判定勝ちで4連勝中。177cmの長身でまだ21歳。ONE戦績は8勝(5KO)2敗。

 オンダッシュは4歳からムエタイを学び、中国・アジア諸国のアマチュア大会で活躍。アマチュアでアラブ・ジュニアムエタイ選手権2016~2018年三連覇など108勝3敗5分の戦績を持ち、SNS上で“天才ムエタイ少年”や“怪物”や“神童”と紹介され、プロデビュー後も3連勝したが、2023年6月のK-1で黒田斗真に判定で敗れた。ONE FFには2024年1月から参戦し、ムエタイルールで4戦全勝(2KO)。ハイペースでの打ち合いを好む、運動神経抜群の19歳。

 1R、ともにオーソドックス構え。右バックヒジ、跳び二段蹴りのアリーフに左フックをかすめるオンダッシュ。アリーフが強い右ミドルをヒットさせ、右の打ち下しを当てるが、オンダッシュはその蹴り足を掴んで右ストレートで飛び込む! さらに左フックを強振するが、そこにアリーフはカウンターのテンカオ。

 コーナーを出るアリーフは右ハイ。それをスウェイでかわしたオンダッシュは右を強振する。

 2R、オーソから左ミドルのダブルを当てるアリーフ。さらに右ミドル。オンダッシュがその蹴り足をつかむとバックヒジを狙う。

 右ミドルを当てるアリーフ。さらに右ミドルをオンダッシュは脇でつかむが、そこからの右はアリーフは片足立ちで防ぐ。右ローを当てるオンダッシュに、左ミドルを蹴り返すアリーフ。詰めるオンダッシュはボディ打ちも、右に回るアリーフは、右ハイ。かわオンダッシュは詰めて右ロー。アリーフは下がりながら右の蹴りを当てる。

 3R、顔面前蹴りを見せたアリーフは二段ヒザでオンダッシュをダウンさせると、立ち上がったオンダッシュは怒涛の詰め、左フックでアリーフを崩すがクリンチ。

 右ローで詰めるオンダッシュ。左右フックからボディ打ちを混ぜて詰めるオンダッシュだが、間合いを保ち右回りのアリーフ。両手を掴んでの押さえ、下がりながらの右ミドルを打って右回り。

 逃げてばかりだと笑うオンダッシュ。しかしオンダッシュが詰めるとまたも二段ヒザ。ここに左オーバーハンドを合わせているオンダッシュだが尻餅を一瞬着く。オンダッシュはすぐに立ち上がるコーナーに詰めてラッシュも、アリーフがさばいてゴング。

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