▼第7試合 56.97kg契約 ムエタイ 3分3R
〇アリーフ・ソー・デチャパン(タイ/マレーシア/Sor Dechapan)
[判定3-0]
×ラマダン・オンダッシュ(レバノン/Tiger Muay Thai)※体重超過
※オンダッシュは56.97kgでストロー級のリミット56.7kgをオーバー。56.97kg契約となり、オンダッシュはファイトマネーの30%を対戦相手に渡す。
アリーフは2023年4月のONE Friday Fightsから参戦し、4連勝(2KO)を飾ったが2024年4月にジャン・ペイメンに判定負け。続く7月のエリス・バルボーサ戦も判定2-1で敗れたが、8月にマフディーの兄ザカリア・ジャマリをKOして再起した。11月にはボルター・ゴンサルベスに判定勝ち、2025年2月にシャミル・アドコフを初回TKO、6月にマフディー・ジャマリに判定勝ちで4連勝中。177cmの長身でまだ21歳。ONE戦績は8勝(5KO)2敗。
オンダッシュは4歳からムエタイを学び、中国・アジア諸国のアマチュア大会で活躍。アマチュアでアラブ・ジュニアムエタイ選手権2016~2018年三連覇など108勝3敗5分の戦績を持ち、SNS上で“天才ムエタイ少年”や“怪物”や“神童”と紹介され、プロデビュー後も3連勝したが、2023年6月のK-1で黒田斗真に判定で敗れた。ONE FFには2024年1月から参戦し、ムエタイルールで4戦全勝(2KO)。ハイペースでの打ち合いを好む、運動神経抜群の19歳。
1R、ともにオーソドックス構え。右バックヒジ、跳び二段蹴りのアリーフに左フックをかすめるオンダッシュ。アリーフが強い右ミドルをヒットさせ、右の打ち下しを当てるが、オンダッシュはその蹴り足を掴んで右ストレートで飛び込む! さらに左フックを強振するが、そこにアリーフはカウンターのテンカオ。
コーナーを出るアリーフは右ハイ。それをスウェイでかわしたオンダッシュは右を強振する。
2R、オーソから左ミドルのダブルを当てるアリーフ。さらに右ミドル。オンダッシュがその蹴り足をつかむとバックヒジを狙う。
右ミドルを当てるアリーフ。さらに右ミドルをオンダッシュは脇でつかむが、そこからの右はアリーフは片足立ちで防ぐ。右ローを当てるオンダッシュに、左ミドルを蹴り返すアリーフ。詰めるオンダッシュはボディ打ちも、右に回るアリーフは、右ハイ。かわオンダッシュは詰めて右ロー。アリーフは下がりながら右の蹴りを当てる。
3R、顔面前蹴りを見せたアリーフは二段ヒザでオンダッシュをダウンさせると、立ち上がったオンダッシュは怒涛の詰め、左フックでアリーフを崩すがクリンチ。
右ローで詰めるオンダッシュ。左右フックからボディ打ちを混ぜて詰めるオンダッシュだが、間合いを保ち右回りのアリーフ。両手を掴んでの押さえ、下がりながらの右ミドルを打って右回り。
逃げてばかりだと笑うオンダッシュ。しかしオンダッシュが詰めるとまたも二段ヒザ。ここに左オーバーハンドを合わせているオンダッシュだが尻餅を一瞬着く。オンダッシュはすぐに立ち上がるコーナーに詰めてラッシュも、アリーフがさばいてゴング。


