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レポート

【Krush】大岩龍矢が篠原悠人からダウン奪い初防衛に成功、盤石の上手さ・強さで村田を完封した璃明武がV4、大平龍が心直に完勝、長野翔が判定勝ち、友尊ラストマッチで堀井翼が延長戦判定勝ち、第1試合で豊田優輝が鮮やかKO、プレリミナリーで2度のダウンを奪われた瑠唯が逆転KO勝ち

2025/11/29 17:11

▼第5試合 Krushライト級 3分3R延長1R
×友尊(TEAM K/BLUE DOG GYM)
延長R 判定0-3 9-10×3
〇堀井 翼(K-1ジム五反田チームキングス)
※本戦の判定は26-25、26-26×2。


 友尊は2011年7月にキックボクシングのNJKFスーパーフェザー級王座を獲得。その後、プロボクシングに転向も2017年8月のKrushでキックボクシング界に復帰。この試合で引退することを発表した。戦績は18勝(11KO)12敗。


 堀井は2019年3月にK-1 JAPAN GROUPに初参戦、1Rにダウンを奪われながらも3度のダウンを奪い返して1R2分46秒でKO勝ち。その試合のインパクトもさることながら、もっと話題を集めたのは試合前の個性的すぎる“メンチ切り”だった。堀井が「フラッシュバック」と命名したこのメンチ切りは、相手に背中を向けてエビ反りになって相手を睨みつけるというもの。戦績は8勝(6KO)9敗3分。


 1R、サウスポーの友尊は右カーフを蹴り、右フックを繰り出すと堀井がいきなり突進して右で襲い掛かる。堀井は左右フックを繰り出すが、友尊が左フックでダウンを奪う。


 左ローを蹴った友尊が堀井の左フックでプッシュされて転倒、これがダウンとなる。前へ出て左右フックを繰り出す堀井に友尊は左右フックと左ボディ、ショートアッパー。堀井は右インカーフ。友尊も左インローを蹴り返す。左フックを顔面とボディへ打って行く友尊。


 2R、友尊は左インローを連発、堀井は右ストレートからいきなり前に出る。堀井は組んで友尊をコーナーへ押し込むと右ストレートでダウンを奪う。右目上から流血する友尊。

 左右フックを当てる友尊だが、堀井のカーフでバランスを崩す。それでも左フックでダウンを追加する友尊。左でヒットを奪っていく友尊に、堀井もすぐに打ち返す。

 3R、友尊の左インローに堀井は右インロー、両者とも足が大きく流れる。左右フックと左ボディの友尊に右フックを返す堀井は「来いっ!」と手招き。左右フックとボディの友尊。

 本戦の判定はドローとなり、延長戦へ。堀井が右を思い切り放って前へ出る。友尊にコーナーを背負わせる堀井だが、印象的な一発がない。疲れが見える友尊だが、前へ出てくる堀井に左フックと左ボディ。堀井が右ハイを放つと歓声が沸く。最後まで前へ出ていった堀井に、友尊はコーナーへ詰まる。


 判定は3-0で堀井の勝利。友尊と抱き合って健闘を称え合った。

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