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2025年10月7日(日本時間8日)、UFCのアンチ・ドーピング・プログラムを運営する社内機関であるCombat Sports Anti-Doping(CSAD)およびUFCは、同団体と契約している選手に義務付けられている検査サンプルの提出をマクレガーが繰り返し怠ったことを受け、マクレガーが18カ月の制裁を受け入れたと発表した。復帰が認められるのは2026年3月の予定で、26年6月14日(日本時間15日)に予定されているUFCホワイトハウス大会出場は可能となる。
UFCは公式ページに、「マクレガーは2024年の12カ月間に3回、生体サンプル採取の試みを怠りました。これはUFC ADP違反に該当します。UFCアスリートは常に正確な居場所情報を提供することが義務付けられており、事前の警告なしに連絡を受け、生体サンプル採取を受ける可能性があります。マクレガーの検査不履行は2024年6月13日、9月19日、9月20日に発生し、いずれもUFC ADPに基づきCSADによって居場所情報違反と分類されました。
マクレガーはこれらの日に検査を受けられなかったものの、CSADは、3回の検査を欠席した時点では怪我からの回復中で、次の試合に向けた準備はしていなかったと指摘しました。マクレガーはCSADの調査に全面的に協力し、責任を認め、CSADが検査欠席の原因と判断する詳細な情報を提供しました。
これらの軽減要因にもかかわらず、CSADは、正確な居場所情報提出と予告なしの検査実施能力がUFC ADPの成功に不可欠であることを強調しています。マクレガーの協力と状況を考慮し、CSADは居場所情報違反3回に対する通常の24カ月の制裁を6カ月間短縮しました。彼の出場停止期間は2024年9月20日(3回目の居場所情報違反日)に始まり、2026年3月20日に終了します」と、マクレガーの協力と状況が考慮され、出場停止期間が2年間から18カ月間に短縮されたことも発表している。
マクレガーの最初の検査不履行の2024年6月13日は、ダナ・ホワイトCEOが、『UFC 303』で予定されていたマクレガーとマイケル・チャンドラーの試合が中止になったと発表した日だった。
UFC世界フェザー級&ライト級で、UFC史上初の二階級同時王者のマクレガーは37歳。2021年7月のダスティン・ポイエーとの3戦目で1R TKO負けで敗れて以来、試合から遠ざかっており、6月のホワイトハウス大会に出場となれば、約5年ぶりの復帰戦となる。
同大会には、10月4日の『UFC 320』でライトヘビー級王座に返り咲いたアレックス・ペレイラがジョン・ジョーンズとのスーパーファイトをアピールしたばかり。また、バンタム級王者のメラブ・ドバリシビリも出場を希望している。




