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2025年9月28日(日)愛知・IGアリーナにて『RIZIN.51』(U-NEXT配信)が開催され、第8試合のバンタム級戦では、佐藤将光(坂口道場一族/FightBase都立大)が、元Bellatorタイトルコンテンダーのダニー・サバテロ(米国/アメリカントップチーム)と対戦した。
佐藤は、太田忍、キム・スーチョルに判定勝利し、井上直樹に敗れているバンタム級トップファイター。対するサバテロは、Bellator、PFLを経て、5月のRIZINで太田を3R TKOに下している。
MMAレスリングの猛者でありながら、試合前から「壁打ち」のようにトラッシュトークを仕掛け、前日のフェイスオフでついに佐藤将光からリアクションを引き出したサバテロ。
試合は、初回にサバテロの前進からのローシングルをさばいた佐藤がサッカーキックを当ててグラつかせたものの、クリンチからトップを奪うサバテロに佐藤も二重がらみでディフェンス。
被弾して以降、打撃戦を避けて組みに徹したサバテロに対し、佐藤も決定的な局面は作らせないものの、無尽蔵のスタミナでコントロールされ、判定はスプリットに割れたものの、サバテロが勝利。リングサイドで観戦した王者・井上直樹への挑戦をアピールしている。
善戦も及ばなかった佐藤は、「組みを切って打撃に繋げるところをもっと見せたかったけど、相手のターンにずっとなっていった」と敗因を語り、日本の環境で「ATTに行けば答えがもらえる時代ですけど、『置かれた場所で咲く』ように、考え様というか、工夫次第でどうにでも勝負できるんだぞっていうのを見せたかった」と、FIGHTBASEで作った自身で上回りたかったとした。
一方の勝者は、「効かされた状態から、獣のように戦って反抗した」と初回のピンチを凌いでアウェーで挽回できたこと、ジャブから組みまで佐藤をコントロールしたことに手ごたえを得ながらも「次はフィニッシュしなければならない」と満足せず。試合後の井上直樹への挑発で「しっかり相手の頭のなかに入った」とすでにペースを握っていると語っている。
ハイレベルなバンタム級の一戦後のバックステージでの一問一答全文は以下の通りだ。









