改修前最後の大晦日さいたまスーパーアリーナはスタジアムバージョンで
──一般の人、格闘技のコアじゃない人を惹きつけるような試合というのも……。
「まあ、もちろんですね。本当に玄人好みの、“ザ・MMA”っていうものだけを追い求めるわけではないので。本当にそれぞれのファイターとファイター、今はRIZINのMMルールですけど、その試合、選手同士の果たし合いが、最も活きるルールにしたいというふうに思っていますので、基準としてはMMAルールのRIZINルールっていうものをベースに置きながら、ケースバイケースで、いろんなルールでの試合があっていいというふうに僕らは思っています。リングの良さはそういうところでもあると思ってますから。
これからもいろいろ志の高い選手たちと共に──そういう意味で言うと、梅野と芦澤の試合もトップレベルのMMAファイターからしたら、まだまだ全然ですけども、やっぱりそこには互いに譲れないプライドというか、誇りをかけたしのぎ合いというか、戦いもまた、見る側からすると醍醐味があると思います。そういったいろんなものをラインナップしていきたいなと思います」
──いろんなラインナップということで、一つは今日ヘビー級トーナメント決勝がゴールしました。
「最後まで弾けることはなかったですけど、ただやり続けないとね。僕らはヘビー級という階級を諦めてはいないので。特に海外に届けていくことを考えると、やっぱりこのヘビー級をもう1回活性化させたいっていうのは、RIZINという舞台を作るプロモーターとしては一つの課題、テーマだと思っているので。今回、グランプリの覇者として、2025年のグランプリは終わりましたけど、引き続きヘビー級を磨いていく努力は諦めずにしたいと思っています」
──11月3日に神戸大会もあって、大晦日もあっという間だと思いますけど、10周年最後の締めの大晦日としてはもういろんな仕掛けも?
「そうですね。まあ、ここからですけどね。もちろん11月の結果も踏まえてになると思いますが、いろいろ10周年にふさわしい。さいたまスーパーアリーナスタジアムモードで行こうと思っていますので。さいたまスーパーアリーナもそこから1年半ぐらいの改修に入ることもありますから。やっぱりみんなの記憶に残る祭りをまた大晦日に作りたいなと思っています」




