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【UFC】ディエゴ・ロペスがジェアン・シウバをバックエルボーでダウン奪いTKO、マルティネスがUFC2戦目でフォント下す、ガルシアTKO勝ち、ミドル級復帰2戦目で体重超過のガステラムが判定勝ち、フライ級アギラーがグルレーに判定勝ち、TOP BRIGHTS参戦ドンチェンコがTUF33ウェルター級優勝

2025/09/14 07:09

▼バンタム級 5分3R
〇サンティアゴ・ルナ(メキシコ)7勝0敗(UFC1勝0敗)
[1R 2分48秒 TKO]

×クアン・リー(ベトナム)9勝3敗(UFC1勝3敗)

 バンタム級。Taplogyのランキングでは、デビュー戦のルナは規定によりランク外、リーは79人中58位。

 当初はダヴィッド・マルティネスとクアン・リーの対戦が組まれていたが、セミでロサスJr.が欠場したことにより、マルティネスがセミでロブ・フォントと対戦することに。わずか5日前に、リーの対戦相手としてルナがUFCと契約して出場する。

 メキシコのルナは21歳。UFCデビュー戦。キャリア6勝0敗(2KO、4一本勝ち)。バックボーンはレスリング・ボクシング・柔術。2年前に18歳でプロデビュー。スタンドではヒジ・パンチを武器に戦い、組んでテイクダウンすると柔術の極めを狙う展開で全フィニッシュしているが、ローカルイベントでもメイン・セミクラスでは試合を組まれたことがなく、まだトップクラス相手にどこまでできるかは未知数。

 ベトナム出身・アメリカ在住のリーは33歳。UFC1勝2敗(1一本勝ち)。キャリア9勝2敗(2KO・4一本勝ち)。キックのバックボーンがあるがトータルに戦えるウェルラウンダー。昨年8月、DWCSへの出場が決まっていたが、UFC本戦の欠場選手の代役としていきなり本戦デビュー。初戦でいきなり元ランカーでUFC屈指のカーフキッカー・グティエレスと対戦することになり、カーフを効かされ判定負けしたが健闘。2戦目は上海大会でRTU準優勝のシャオ・ロンと対戦し3RKO負け。今年5月の前戦は、UFC2勝1敗のガストン・ボラニョスとの対戦で、リーがタックルで組んでいく展開から、2Rにバックマウントを奪ってのチョークで一本勝ち。ベトナム系アメリカ人ということではカン・リーやナム・ファンなどのUFCファイターがいるが、ベトナム出身選手としてはこれがUFCでの初勝利だった。

 オッズはルナ1.74倍、リー2.14倍。

 1R、両者オーソドックス。間合いを詰めるルナだが、リーの左フックが入りダウン。すぐに立ったがリーが詰めていく。左右のパンチを打ち込む。ルナもパンチで出るが右がヒット。ルナタックルへ。四つでクラッチしてテイクダウンを寝合うが、ケージでこらえたリーが差し返して入れ替える。

 さらに入れ替えて離れたルナ。リーがワンツーをヒット。ルナも詰めてパンチを入れる。カーフキック。ルナの左が入りリーダウン!ルナは立ち上がったリーをケージに張り付けにして左右のパンチの連打。左右のフックが入りリーまたダウン!鉄槌を入れたところでレフェリーストップ!

 1R2分48秒、KOでルナがUFCデビュー戦勝利。

 勝ったルナは「試合前のインタビューで1RでKOすると宣言していた。自信はあったし調子は良かった。メキシコ人らしい試合だったでしょ?自分の拳にパワーがあることはわかっているし、打撃がスムーズに行けば倒せると思っていた。ノーチェUFCで戦えることは本当に嬉しい。メキシコ人とアメリカ人、両方のファンの前で戦えて光栄だ」とコメントした。

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