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【UFC】ディエゴ・ロペスがジェアン・シウバをバックエルボーでダウン奪いTKO、マルティネスがUFC2戦目でフォント下す、ガルシアTKO勝ち、ミドル級復帰2戦目で体重超過のガステラムが判定勝ち、フライ級アギラーがグルレーに判定勝ち、TOP BRIGHTS参戦ドンチェンコがTUF33ウェルター級優勝

2025/09/14 07:09

▼ミドル級 5分3R
〇ケルヴィン・ガステラム(米国)20勝10敗(UFC14勝10敗)※体重超過
[判定3-0] 30-27, 29-28×2

×ダスティン・ストルツフス(米国)16勝8敗(UFC3勝7敗)
※ガステラムは規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のストルツフスに報奨金の35%を支払う

 ミドル級戦だったがガステラムが5ポンドオーバーしキャッチウェイトに。Taplogyランキングでは70人中ガステラム35位、ストルツフス27位。

 メキシコ系アメリカ人のガステラムは33歳。UFC13勝10敗1NC(3KO、2一本勝ち)。キャリア19勝10敗(5KO、5一本勝ち)。2013年に史上最年少でTUF優勝。しかし体重超過を繰り返したことでミドルに転向した。2019年、当時の王者イスラエル・アデサニヤのタイトルに挑戦した試合以降は3勝7敗。現在はランキングからも外れている。戦績が振るわないため、一度ウェルターに戻そうとしたこともあったが、やはり計量に失敗し、またミドルに戻している。しかし今回はミドルでも5ポンドもオーバー。明らかに体が絞れていない。前戦はジョー・パイファーとの新旧プロスペクト対決で、1Rに2度ダウンを奪われて完敗。

 ドイツ系アメリカ人のストルツフスは33歳。UFC3勝6敗(1KO、1一本勝ち)。キャリア16勝7敗(3KO、6一本勝ち)。バックボーンはレスリング、ルタ・リーブリ、柔術。得意技はギロチン。ローカル時代にはツイスターによる一本勝ちもある。こちらはDWCSでジョー・パイファーと対戦しており、ストルツフスが投げでテイクダウンした際に、パイファーがマットに手をついてしまいヒジを脱臼してTKO勝ちしている。UFCデビューからは3連敗していたが、そこから勝ち負けを交互に繰り返して3勝3敗。

 オッズはガステラム1.43倍、ストルツフス2.90倍。体重超過を受けて変動したが、それでもなおガステラムがフェイバリット。

 1R、サウスポーのガステラムにストルツフスはオーソドックス。距離を詰めたガステラム。圧されてケージまで後退するストルツフス。ガステラムが左フックをヒット。左ボディ。ストルツフスはケージを背負う。ミドル、インローから前に出て組み付いたストルツフス。ヒザを入れて離れ際に右を打ち込んだ。また詰めるガステラム。ストルツフスは右オーバーハンド。詰めたガステラムが回転の早いパンチを打ち込む。ボディ・顔面と打ち分けている。

 ストルツフスの右オーバーハンドは空振り。逆にガステラムが左オーバーハンドをヒット。ワンツーを入れたが、ストルツフスの右ミドルをもらってバランスを崩す。詰めて四つに組んだストルツフス。ケージに押し込んでヒザを入れる。ストルツフスはダブルレッグに切り替えてテイクダウン。座った体勢でスイッチで凌ぐガステラムだが、ストルツフスがギロチンを狙う。さらにバックに移行してチョーク。股下からすり抜けて立ったガステラム。1R終了。

 2R、パンチで出たガステラム。左がストルツフスの顔面を捕らえる。ケージまで下がったストルツフスが右を出すが、そこに左を合わせてヒット。ストルツフスタックルに入るが切ったガステラム。右を打ち込むストルツフスだがガステラムの左が顔面にヒットしぐらついた。左ボディを入れるガステラム。また左オーバーハンドを打ち込む。ストルツフスのタックルは切った。右ミドルを入れるストルツフス。ワンツーを入れるガステラム。左がヒットしストルツフスダウン!追撃に来たガステラムにタックルに入るストルツフス。ガステラムはギロチンを狙ったが下になり外れた。体を起こしたガステラムに逆にギロチンを仕掛けたストルツフス。亀のガステラムにダースチョークを狙ったが、残り10秒の拍子木が鳴ると放して左右のパウンドをバックから入れる。2R終了。

 3R、ガステラムがまた詰める。ケージを背負うストルツフス。左ボディ。ストルツフスのタックルはスプロールして切った。また詰めていく。ジャブから左ボディ。右ボディに右ストレートを返すストルツフス。ストルツフス右ミドル。またタックルに入ったが、ガステラムはがぶって切る。バックに回ろうとしたのを防いで立つストルツフス。ガステラムがパンチを打ち込むが、ストルツフスの右もヒット。左オーバーハンド、左ボディを打ち込む。ストルツフスはスタミナ切れで足が止まっている。右ミドルをヒットさせて出たストルツフスだが、ガステラムのパンチに追撃を阻まれる。残り時間がないが手が出ないストルツフス。ガステラムがハイを空振りするとそのまま回転してバックブロー。タイムアップ。

 30-27、29-28×2の3-0でガステラム勝利。

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