MMA
レポート

【UFC】ディエゴ・ロペスがジェアン・シウバをバックエルボーでダウン奪いTKO、マルティネスがUFC2戦目でフォント下す、ガルシアTKO勝ち、ミドル級復帰2戦目で体重超過のガステラムが判定勝ち、フライ級アギラーがグルレーに判定勝ち、TOP BRIGHTS参戦ドンチェンコがTUF33ウェルター級優勝

2025/09/14 07:09

▼フライ級 5分3R
〇アルデン・コリア(米国)11勝3敗(UF1勝0敗)
[3R 0分43秒 TKO]
×アレサンドロ・コスタ(ブラジル)14勝5敗(UFC2勝3敗)

 フライ級。Taplogyランキングでは47人中コスタ32位。コリアはデビュー戦のためランク外。

 ブラジルのコスタは29歳。UFC2勝2敗(2KO勝ち)。キャリア14勝4敗(5KO、6一本勝ち)。メインに登場するディエゴ・ロペスのスパーリングパートナーで、ロペスと同じメキシコ在住ブラジル人。柔術・ボクシングが武器で、勝った2試合ではいずれもカーフキックを効かせてからのパウンドでのKO勝ち。負けた2試合はいずれもランカーのアルバジとエルセグで、アルバジにはパンチでダウンを奪われてKO負けしたが、エルセグ戦は僅差だった。昨年9月に組まれていた試合を肩の負傷で欠場しており、今回が1年4ヶ月ぶりの試合。

 当初はメキシコのエドガー・チャイレスと対戦予定だったが、チャイレスが足の負傷で欠場。試合までは一ヶ月以上あったが、コリアがUFCと新規契約し、出場のチャンスを掴んだ。

 地元テキサス出身・メキシコ系アメリカ人のコリアは27歳。UFCデビュー戦。キャリア10勝3敗(4KO、4一本勝ち)。4oz. ファイトクラブ所属で、ランキング1位ジョシュア・ヴァンのスパーリングパートナー。今年1月、Fury FCでフライ級王座に挑戦し1RでKO勝ちしたものの、ニック・ディアスに憧れて吸っていたマリファナがドラッグテストに引っかかりノーコンテストとなった。今年のDWCSに向けてトレーニングキャンプを張っていたところでUFCから直接契約の連絡を受けている。

 1R、両者オーソドックスだが、コリアはスイッチしてサウスポーに。右のジャブを入れるとオーソにスイッチ。得意のカーフキックを放ったコスタだが、コリアはスイッチで足を引いてかわす。コスタが左右のフックをヒット。コリアもパンチを打ち込むが、腕でブロックするコスタ。カーフキックから左右のフックを放つ。コリアの飛び込んでのアッパーに対し左右のフックを返すコスタ。コスタがインローから右オーバーハンド。コリアもジャブを返す。残り20秒でタックルに入ったコスタ。シングルレッグから軸足を刈ってテイクダウンを狙ったがこらえて離れるコリア。打撃戦で大きな差がないまま1Rが終了。

 2R、間合いを詰めたコスタに組み付いて両脇を差したコリア。コスタが引き込むように下に。ガードのコスタにヒジを打ち込むコリア。ガードから腕十字を狙うコスタ。ディフェンスすると今度は足を取る。足関を狙いながら立ったが、コリアがスタンドバックに。コスタスクランブルで前転して逆にバックを取り返した。ジャーマンで投げたコスタがテイクダウンするとバックに回り四の字ロック。フェイスクランクを狙うコスタだが外れた。足のロックを解除したコリアが反転して上を取ったところで残り1分。左右のヒジを落とすコリア。パウンド。顔面にヒジを入れるとコスタが足で距離を取る。しかしコリアはガードに飛び込んでヒジを入れるとハーフから肩パンチを入れた。2R終了。

 ラウンド終了後、コスタが左足の小指を気にしている。痛めたか? ドクターチェックが入らず3R開始。

 3R、しかしステップが踏めないコスタ。ケージまで下がる。コリアが左右のパンチを打ち込むとタックルに入るが切られる。立ったところでコリアがパンチのラッシュ。しゃがみ込むように倒れるコスタを見てレフェリーが試合を止めた。

 3R0分43秒、TKOでコリアがUFCデビュー戦勝利。

 コリアは「最高だ。自分はここにふさわしい。力を持っていると信じている。うまく打撃がつながるように予想していたが、その通りになった」とインタビューに答えた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.341
2025年12月21日発売
大晦日決戦に臨むシェイドゥラエフと朝倉未来ほか「特集◎大晦日を読む」では、5大タイトルマッチのインタビューと川尻達也らが試合解説。UFC平良達郎、40周年記念・水垣偉弥インタビューも
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント