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【UFC】ディエゴ・ロペスがジェアン・シウバをバックエルボーでダウン奪いTKO、マルティネスがUFC2戦目でフォント下す、ガルシアTKO勝ち、ミドル級復帰2戦目で体重超過のガステラムが判定勝ち、フライ級アギラーがグルレーに判定勝ち、TOP BRIGHTS参戦ドンチェンコがTUF33ウェルター級優勝

2025/09/14 07:09

▼ライト級 5分3R
〇アレクサンダー・ヘルナンデス(米国)18勝8敗(UFC10勝7敗)※UFC4連勝
[2R3分46秒 TKO]

×ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)19勝7敗(UFC10勝7敗) 

 ライト級。Taplogyランキングでは96人中ヘルナンデス20位、フェヘイラ24位。両者ともに地元テキサス在住。

 ヘルナンデスは32歳。UFC9勝7敗(4KO勝ち)。キャリア17勝8敗(7KO・2一本勝ち)。レスリングがバックボーンのストライカー。UFCデビュー戦でいきなりベニール・ダリウシュに1RKO勝ちしたことで、UFCデビュー直後からランカークラスとの対戦が続いたものの、結果を残せず、一時はフェザーに落とすなど迷走。再びライトに戻してからは、TUF31準優勝ハバード、TUF31優勝のホロボーに連勝。先月のUFC319では、ライト級で5連勝中のTaplogyランキング20位チェイス・フーパーと対戦し、タックルを切ってフーパー得意の寝技に持ち込ませないまま、パンチを打ち込み1RKO勝ち。3連勝としている。

 ブラジルのフェヘイラは40歳。UFC10勝6敗(5KO、2一本勝ち)。キャリア19勝6敗(5KO、7一本勝ち)。ライト級ではジム・ミラーに続く2番目の年長。バックボーンの柔術ではIBJJFのノーギ世界選手権で準優勝の実績がある。もともと柔術家として成り上がるために23歳で渡米したが、その後MMAに転向した。UFCで6連勝してランキング入りしていたことがあるが、こちらもランカー相手には安定して勝つことが出来ず、ランキングに定着することはできなかった。その後はマイケル・ジョンソンとマテウス・レベツキにKO勝ち。1月の前戦はUFC10勝1敗1分のグラント・ドーソンに組みでポジションを取られる展開で判定負けしている。

 最近テキサス州ダラスに家を購入してお金が必要だったフェヘイラは、8月のUFC319でキング・グリーン戦が組まれていたが、グリーンが欠場し試合が消滅。ランキング手前の実力者となると、通常はすぐには試合が決まらないところだったが、同日に1RKO勝ちしたヘルナンデスが一ヶ月のインターバルでの連戦に臨む。

 オッズはヘルナンデス1.91倍、フェヘイラ1.91倍。

 1R、オーソのフェルナンデスにサウスポーのフェヘイラ。両者さかんにスイッチを繰り返す。ロー、関節蹴りで牽制しながら距離を詰めるフェヘイラ。右を打ち込んだヘルナンデス。フェヘイラは右ミドル。ステップするヘルナンデスを追うフェヘイラだが、パンチが空を切る。ヘルナンデスが飛び込んでパンチを打ち込み離れヒット&アウェイ。ヘルナンデス左ハイ。ステップインしてジャブをヒット。ステップするヘルナンデスを捕まえられないフェヘイラ。ヘルナンデスが時折飛び込んでパンチをヒットさせる。1R終了。

 2R、蹴りを放つフェヘイラ。飛び込んできたヘルナンデスに右フックを打ち込む。またステップで距離を取りフェヘイラの打撃をかわすヘルナンデス。ミドルをヒットさせたフェヘイラ。飛び込もうとしたヘルナンデスにジャブをヒット。しかし飛び込みにカウンターの右フックが入りフェヘイラ後方にダウン!すかさずパウンド連打! 顔面に連続で入り意識が飛んだフェヘイラ。KO!

 2R3分46秒、TKOでヘルナンデス勝利。インタビューでは「サンアントニオで戦えるのはすごいことだよね。自分の打撃には自信があったし、必ず倒せると思っていた。今年もう1試合、俺の試合が見たいか? トップ15、マイケル・チャンドラーと戦いたい」とコメントしたヘルナンデス。これで4連勝。

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