▼第8試合 FIGGSグラップリング 5分2R
〇野瀬翔平(マスタージャパン福岡)65.75kg
[1R 4分48秒 腕十字]
×石橋佳大(DURO GYM)65.6kg
グラップリングルールで、野瀬翔平と“激闘王”石橋佳大が対戦。
野瀬は、修斗世界バンタム級1位。『ROAD TO UFC』でのユ・スヨン戦の判定負けからの帰還後、2024年9月の修斗環太平洋バンタム級チャンピオン決定トーナメント準決勝で人見礼王を2R キムラで極めたものの、12月の決勝戦でダイキ・ライトイヤーにスプリット判定で惜敗した。25年5月に地元・福岡で加藤ケンジを1R 肩固めに極めて再起。14勝中10の一本勝ちを誇る“極め”のスペシャリスト。
対する石橋は、激闘続きのキャリアで知られる元修斗環太平洋フェザー級王者。2017年のRIZINグラップリング-75kgトーナメント準優勝などの実績も持つ。現在はMMAを引退しているものの、グラップリングの技術と精神力は今も衰え知らず。
野瀬「修斗の大先輩の石橋選手とブラックリングで戦えることになって、とても光栄に思ってます。しっかり一本狙って進めていきますんで、楽しんでいただければと思います」
石橋「引退して3年、久々にお客さんのいる前で試合するんですけど、この3年間の中で一番意味のある緊張感のある2カ月を過ごしてきました。まあ僕、修斗でやってた時、僕に勝った修斗の若手の選手、数年後にほとんどチャンピオンになってるんで、野瀬選手、明日頑張ってください。以上です」
1R、野瀬のテイクダウンに石橋はハーフに。シングルレッグから立ちにアームロックも狙う野瀬に石橋は亀から仰向けでハーフに戻す。右で脇差しパスを狙う野瀬。二重がらみの石橋に、左肩でアゴみ圧力をかける野瀬。
上体を上げた石橋は足を跳ね上げそのスペースで立ち上がり、シングルレッグも、すぐに切ってバックに回る野瀬。仰向けに寝かせて肩固め狙いもすぐにヒザを立てる石橋。そこに野瀬は腕十字でヒジを伸ばしてタップを奪った。
試合後、野瀬は「GRACHANの第1回の福岡大会、グランプリングマッチですが、参戦できて石橋選手という修斗の僕が獲れなかったベルトを巻いた偉大な選手と組み合えて、すごく光栄に思います。これからもっと石橋選手を超えれるように強くなっていきますので、今後ともご注目ください。そしてメインの野尻にご注目ください」と挨拶。
石橋にもマイクが渡され、「ちょっと三年ぶりにこういうところに出させてもらって、みっともない姿見せちゃったんですけど、相手の野瀬選手で、本当に自分にとって意味がある、緊張感のある時間を過ごさせてもらいました。まだ今日ちょっと終わらないかもしれないんで。またここで僕の名前を見ることがあるかもしれないんで。今日は僕の名前を忘れていいです。次見たとき、覚えさせるようにまた頑張りますんで、よろしくお願いします。ありがとうございました」と復帰を示唆してケージを降りた。









